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ウィー・ウィル・イックキュー(育休)② 育休期間編
4月9日に息子が生まれ、4月13日に妻と退院しお家に帰ってきた。その日から5月末までの約2か月間、僕は育休を取った。
この期間で目標としていたことは、
「母乳を出す以外全部できるようになる。」だった。
前回のnoteでも書いたが、育休をとった理由は子供とのかけがえのない時間を過ごすためと、産褥期になるべく楽をしてもらって妻の体が早く治してもらうため。そのためにも育児スキルをマスターするのは必須だと感じていた。このnoteでは、オムツ替え、沐浴、授乳、寝かしつけについて実際にやってみて感じたことについて振り返ってみようと思う。
ウェルカミオムツ・ザ・ジャングル(オムツ替え)
オムツ替えは特に苦労したことは無かった。とはいえ、生まれたての赤ちゃんの一日のおしっこやウンチの回数はかなり多かったので、頻繁に変える必要があったし、洋服やお布団を汚さないためにも素早く変えられるようになるようにならなくてはいけなかった。
回数や色などが健康のパロメータになるので、しっかり確認して育児ダイアリーに記録していたけど、幸い全く異変なかった。
イングリッシュマン・イン・モクヨク(沐浴)
沐浴は赤ちゃんの体重を腕だけで支えながら体を洗うので、肉体的にハードだったこともあり、基本的に僕が担当していた。
沐浴の方法は出産前に自治体が主催していた両親学級で習っていたのだけれど、すっかりやり方を忘れてしまっていたので改めて妻から教えてもらった。
最初のころはお風呂に入れるとびっくりして泣き出すことも多かったものの、一週間もしないうちに慣れて気持ちよさそうに入ってくれるようになってくれた。風呂好きは我々夫婦の性格を引き継いでいる気がする。
アイ・ワズ・ボーン・トゥ・ジュニュー(授乳)
授乳では僕は哺乳瓶でミルクをあげることを担当していた。
息子は基本的に母乳も粉ミルクも良く飲んでくれた。たまに母乳だけしか飲まない子、逆にミルクだけの子、もっと極端だとどちらも飲まない子もいるらしい。そういうことが無かったのはすごくありがたかった。
一度だけ深夜に飲ませすぎて吐いてしまったことがあり、夫婦2人でちょっとパニックになったことがあった。この時は産院に連絡して、翌朝自治体の子育て支援課に連絡し、色々アドバイスをもらった。生まれたばかりの子供は満腹になっても飲み続けてしまうらしく、飲みすぎて吐いてしまうことがあるらしい。
吐いたことにびっくりしたのか、お腹がきつかったのか、息子はなかなか眠れずに泣いていた。もちろんぼくら夫婦もなかなか眠れなかった。
スイミン・イン・ザ・レイン(寝かしつけ)
授乳も沐浴もおむつ替えもそこまで苦労しなかったが、睡眠だけはかなり苦労した。新生児期には1日15~20時間寝るというけれど、うちの子は10時間以下という状態がほとんどだった。
しかも1時間かけて寝かしつけても、モロー反射やベッドにおろした瞬間に目が覚める、いわゆる「背中スイッチ」が作動してすぐに目を覚ましてしまったり、ちゃんと寝ても30分とかだったり、短い時は15分なんてこともあった。
夫婦そろって睡眠では一切悩んだこと無かったのに、まさか息子の睡眠で悩むことになるとは…。
どうやったら寝てくれるのか、とにかく色々試してみた。抱っこしながらお部屋をウロウロしたり、スクワットや、バランスボールに座ってゆっくりバウンドなんてこともした。特にハードな時は、一時間くらいぶっ続けでスクワットというビリーズブートキャンプならぬべビーズブートキャンプってときもあった。
反町隆史の「poison」や、聖飢魔Ⅱの「蝋人形の館」を聞かせると、落ち着くという情報をゲットしたので試したこともあった。不思議なことにちょっと落ち着いた。
色々試してみたものの、これをすれば確実に眠る!!っていう方法は無かったとおもう。本人の気分次第でその時一番眠りに誘いやすい方法が違うので、毎回観察しながらトライアンドエラーを繰り返していった。
こんな感じで新生児期は寝かせるのに苦労した息子。それでも生後2か月近くになると徐々に寝るのが上手くなってきて、最近だと夜は10時間近くぶっ続けで眠り続けられるようになった。
まとめ
ちょっとまえにこんなツイートが話題になっていたけど、ほんと同意しかない。
育休をとって三ヶ月の夫がこの前言っていたことを、イラストレーターの友人が漫画にしてくれました。#育児漫画 pic.twitter.com/FDay1SfLFq
— こむぎ🎀4m (@CR7nWHQ88pTvqcJ) August 11, 2021
お父さんにできないことって実はほとんど無くて、せいぜい母乳を出せないくらいだ。(たまに出る人もいるらしい。)
約2か月間、実際に育児をやってみて大体のことはできるようになったし、妻の負担もかなり減らせたと思う。
育休期間の終わりのころ、息子の面倒を僕が見て、妻に映画を見に行ってもらったことがある。その時には育児でできないことは無くなっていたし、特に困ったことも無かった。そういうこともあって、お父さんがしっかり育児に参加すればだいたいできるようになると感じた。
育休を取って一番よかったと思うことは「育児が楽しい」と感じられたことだと思う。
睡眠時間は削られて睡眠不足気味だったし、ご飯も適当だったりして体力的にはちょっときついと思うこともあった。それでも夫婦二人で頑張ったからきつさよりも楽しさの方が勝っていたし、毎日充実していたし、子供はただただ可愛いと感じていた。今は仕事復帰して以前より育児に関われる時間は減っているが、育児のポジティブなイメージは今も続いているし、これからも子育てにがっつり参加していきたい。