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第一回 読書(報告)会

今月からBUZO BOOK CLUBでは読書(報告)会と題して紹介型の読書会もスタートさせました。
一ヶ月に一度開催予定で、最近読んだ本、おもしろかった本を紹介していく主旨です。

初回は5人の方にご参加いただき、一人2冊までの本を紹介してもらいました。
ざっくりとそれぞれの本とコメントを紹介していきます。

失われた時を求めて/マルセル・プルースト

ゆとぴやぶっくすのメンバーシップ内のオンライン読書会をきっかけに読みはじめた。長いがときどき引き込まれる文章がある。

きみのお金は誰のため/田内学

社会の仕組み、やお金のことなど、こういう見方をしたらいいよという小説でお話としても面白く、後半は泣ける。

飛ぶ教室/エーリッヒ・ケストナー

昨日読んだばかり。ナチスの時代のドイツを舞台にしているのに戦争反対を書くわけでもなく子どもが読んで楽しいと思えるような小説。まえがきとあとがきが印象的。

日々憶測/ヨシタケシンスケ

職場の人に「好きそう」とおすすめされて読んだ。疲れている時でも読めてくすっと笑える。

Z世代のアメリカ/三牧聖子

別の読書会のために読んだ。アメリカは矛盾に満ちた国だということがよくわかる。たとえば人道支援をする立場なのにイスラエルに武器を提供している矛盾などがある。

女帝エカテリーナ/池田理代子

30年ぶりに読んだ。評伝ものが好きでよく読むが、子供向けの伝記と違って良い・悪いと一概に言えない描き方がされていて面白い。

七時間半/獅子文六

Twitterでバズってて気になって読んだ。1960年の連載小説らしくレトロな雰囲気が漂うラブコメディ。東京大阪の移動時間が7時間半なのがタイトルの由来。

たんぱく質/飴屋法水

装丁が凝ってて面白い本。飴屋法水の作品には生物としての人間というテーマがあり、人間の優位性をひっくり返すというのが共通している。

ブルーシート/飴屋法水

いわき総合高校という演劇科がある高校で生徒たちとのやり取りから生まれた戯曲を本にしたもの。実際に校庭で演劇が上演された。

夏物語/川上未映子

積読していたが夏の間中に読みたくて読んだ。読み始めると面白くて読みやすくて一気に読めた。いろんな立場の女性が出てくるので共感できるキャラクターを見つけられる。

きみは赤ちゃん/川上未映子

『夏物語』の裏面のような本。小説のほうで明確に主張されなかったメッセージがこちらでは書かれている。小説とエッセイの書き分けが明確で書き手の力量の高さを感じた。

次回予定


かなり抜粋して紹介コメントを取り上げましたが皆さん熱量高く紹介してくださいました!
人が好きなものを紹介しているのを聞くのはそれだけで楽しい時間ですね。
お話苦手な人は聞いてるだけの参加でも全然OKです!お気軽にご参加ください。
次回は10/26(土)に開催予定です。
参加についてはこちらのページをご覧ください。


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