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カンボジア日記第221号(リーグ戦終了)

សួស្តី!

noteを書くのが滞ってしまっていました。

もうすぐカンボジアに派遣されてから1年、カンボジアユースリーグも全日程を消化しました。

1年目の私たちのチームは最終的に10チーム中、8位。

最後の3試合は下位チームとの対戦だったこともあり、2勝1分で終えました。

最終戦に勝つことができていれば7位でフィニッシュすることができましたが、引き分けに終わりました。
試合内容としては子どもたちの成長がすごく見られましたし、自分たちでアグレッシブにトライした結果なので私も子どもたちも結果を前向きに受け止めています。

このチームでの活動は終了しましたが、子どもたちは来週もトレーニングがしたい、すごく楽しかったと言ってくれ、良い形では終われたのではないかと思います。

0→1のチームの立ち上げからここまで自分をメインに据えてくれたクラブと子どもたちには感謝しかありません。
本当に貴重で素晴らしい経験ができました。

来年も国としてリーグ戦が行われればですが、もう一度この活動ができることが楽しみでなりません。

しかし、帰国される先輩隊員の活動報告にもありましたが、カンボジアでは全てのチームに公式戦の機会が設けられているわけではなく、今年はユースリーグが開催されたため、地方のアカデミーチームに回す資金がなく、州のアカデミーチームは公式戦が行われませんでした。

自分たちが恵まれた環境に置かれていることに感謝しながら、また取り組んでいきたいです。

子どもたちはこの8ヶ月ほどで本当に成長しました。

最終戦で対戦したチームとはチーム立ち上げの際にトレーニングマッチを行っていましたが0-3で負けたこともありました。

しかし、最終戦では単純に個人の局面で上回る場面が多々あり、結果としては引き分けてしまいましたが、選手の成長を実感することができました。

なにより、主体的に試合を進める意識が強くみられ、自分たちで話し合ったり、たまにポジションを入れ替えてみたりなど、試合を見ていて私としても面白いなと感じる場面が見られました。

この一年はトレーニングを通して試合に近いシチュエーションで様々なポジションや役割を経験させながら、チームとして試合に適応できるようにトレーニングしてきました。

私としても言語の問題でそこまで深くはコーチングできないので、サッカーのシチュエーションを崩さずに自分たちのスタイルを構築できるトレーニングのオーガナイズを心がけました。

試合に近い状況のトレーニングが多かったので選手は面白いですし、一人一人の運動量も自然と確保され、練習の出席率が高まるというように良いことが多かったです。

私にとって本当に大きな経験でした。

来年はサッカーで起きる事象の中でシュートなど切り取ってトレーニングした方が良い部分をよく吟味しながら取り組んでいきたいと思います。

そのためにも改めて自分たちの試合をよく分析し、カンボジアのサッカーをよく観察してトレーニングを構築していきます。

今シーズンは上位5チームから勝つことができなかったので、そこに勝つことが来シーズンの目標です。

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