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メルボルンと日本。3つのコーヒー文化の違い。

こんにちは。長根 雄斗です。
8月3日〜8日までオーストラリアのメルボルンへ行ってきました。
目的は日本とメルボルンでのコーヒー文化の違いを直接現地で感じたかったから。
今回は僕が感じたメルボルンと日本のそれぞれのコーヒー文化の違いや、メルボルンに行ってみて改めて感じた日本のコーヒーの魅力をシェアしたいと思います!

1. どこでコーヒーを買うのか。

パトリシアのバッチブリュー

コーヒーは日本でも多くの人が飲むと思いますが、決定的に違うのは『どこでコーヒーを買うのか。』だと思います。
日本ではコンビニやスーパー、自販機で美味しいコーヒーを気軽に買う事ができます。メルボルンでコンビニやスーパーに朝寄ってコーヒーを買ってる風景はあまり見かけません。自販機も僕は一回も見ませんでした。
スタバも何店舗か見かけましたが、日本ほど混んではいませんでした。
ではどこでコーヒーを買うのかというと、それぞれの街にある小さなコーヒーショップが朝とても賑わっています。
メルボルンのコーヒーショップでは1日に多いと1,000杯くらいコーヒーが売れるお店もあるほど多くの人がカフェでコーヒーを買って飲んでいます。

1日に約1,000杯売れる時もあるパトリシア
平日の朝でも外に列ができるほど。

日本は良い意味で気軽に美味しく、安くコーヒーが買えます。スタバやドトールのような大手チェーン店も沢山ある。そして特に平日の朝はコーヒーショップに並んだり、一息つく時間が無いのが現状。
もし日本もスーパーやコンビニ、自販機でコーヒーを買う人が職場の近くや、家の近くのカフェでコーヒーを買うようになったらメルボルンと同じくらいとは思いませんが、結構街のカフェも賑わうのかなと思いました。

2. スペシャルティーコーヒーに対しての捉え方・飲まれ方

僕もそうですが、スペシャルティーコーヒーを飲む時は豆の産地や品種、精製処理での味の違いなどを、より日本の方が楽しみながらコーヒーを飲んでいるな〜と言う印象があります。メルボルンではあまり見かけなかったのですが、最近ではアナエロビックナチュラル、アナエロビックウォッシュトの様な嫌気性発酵をさせた豆、インヒューズドなど、精製処理の仕方も様々なコーヒーを日本ではよく目にします。それは『ドリップ』でコーヒーを飲む文化がメルボルンよりも一般的なのも理由の一つだとは思いますが。
メルボルンでは8、9割くらいはエスプレッソにミルクを加えたラテやフラットホワイトなどが主流。それぞれ自分の好きなアレンジがあるみたいです。

確かにスペシャルティーコーヒーは日本より根付いていますが、コーヒーの個性や、味の違いを日本ほど気にして飲んでいる印象はあまり感じなかったです。これはコーヒーの飲まれ方に大きな違いがある様にも感じました。逆に日本はスペシャルティーコーヒー専門店がある様に少し特別なコーヒーと言う感じもしますが、メルボルンではそれが毎日の日常に飲むコーヒーになっているので、逆の立場だったら自分も飲む度に産地や精製処理による味の違いまで気にして飲まないだろうな〜とも思いました。(現地の方に直接聞いたわけではなく、あくまで僕が見てみての感想ですが。)

3. コーヒーの値段は日本と大差無し。時給は2〜3倍。

コーヒーの値段は日本と同じくらいでした。500円〜700円程。ドリップがあるお店は1000円近く。
今日本人が海外へ出稼ぎに出でいる様に、メルボルンの時給は日本の2〜3倍くらいだそうです。しかも土日、祝日には更に上がるそう。
日本は平均で1000円ちょいの時給に対して500〜700円。コーヒーだけを見ると毎日メルボルンの様に買って飲むには高い。
スペシャルティーコーヒーをメルボルンの様に日常的に消費される為には、やはりこの問題も解決しないといけないな。とも感じました。

どうやって。。?

しっかり選挙に参加する事も一つの出来る事かもしれない。

日本もメルボルンもそれぞれ魅力がある。

メルボルンの様な毎日当たり前のように街のコーヒー屋さんで飲む文化があり、朝から活気の溢れるコーヒーショップの雰囲気を実際に感じることができてとても良かったし、日本でもメルボルンの様なコーヒーショップできたら最高だな〜〜と、どうしても思ってしまう。。
中でも最高なのがパトリシアと言う路地裏にある小さいなコーヒーショップ。
朝からお客さんが途切れる事なく、とても忙しいのに笑顔で対応してくれるバリスタさん。そして何より働いているバリスタがとっても楽しそう。
詳しくは動画に少し撮ってきたのでお楽しみに。

メルボルン来たら必ず行った方が良いです。

逆に初めて海外に来てみたからこそ感じた日本の良さもコーヒーに限らず沢山ある。
ドリップでより豆事の個性を楽しむコーヒーの飲まれ方、コーヒー器具やコーヒーカップ、タンブラーなど日本の製品も多く置いてありました。

KINTOのタンブラーや、日本製のコーヒーカップも。

コーヒーの味だけで見ればフィルターもラテも僕は日本の方が美味しいと感じました。それほど日本の製品やコーヒー、サービス、街の綺麗さや利便性などなど。日本を離れてみる事で改めて日本最高じゃん!と思う事も沢山ありました。
正解はないし、どちらがいい、悪いも無いですが、日本だからこそできる。日本の良さを最大限生かしたパトリシアの様な雰囲気のお店ができたら最高だな〜と思っています。

最後に。

だいぶ長々と書いてきましたが、最後にメルボルンで一番記憶に残った美味しいコーヒーの発表!
これが一番気になった方もいるのでは無いだろうか。

それはマーケットレーンコーヒーで焙煎、クオリティーコントロールを担当している石渡 俊行(イシワタ トシユキ)さんに頂いたバッチブリューのエチオピア。バッチブリューとは思えない程綺麗な果実の風味(最初ナチュラルの豆かと思った。)クリーンカップのコーヒー。
バッチブリューで飲んだ中で一番美味しかった。。

※バッチブリュー・・・コーヒーメーカーで一度に数杯分まとめて抽出した
コーヒー。

なんとマーケットレーンのロースタリーで飲む事ができました!

実は特にアポをとって今回俊行さんにお会いできたわけではなく、とっても偶然なのです。奇跡と言っても良いかも。
詳しくは今後投稿するメルボルンVlogをお楽しみに!

お店で仕入れているジャムをプレゼントしました!



YouTubeも是非ご覧ください!

メルボルンVlogお楽しみに!

aillioで自家焙煎した豆はwebで販売しています!


長根 雄斗










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