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勝者が持つもの。


勝者。定義はない。

私の思う勝者は周囲に促されず自分のやりたいことをやっている人だ。

つまり誰にでも勝者になれる。なろうとしていないだけで。

私はまだ勝者ではない。

SNSを見ていると勝者で溢れているように見える。その勝者は裏では苦しい思いをしながらも困難に立ち向かってきた人たちだ。やりたいことのためにやりたくないことをやれる人が勝者になれる。好きなことをやるには嫌いなこともやるのが付き物だ。

私の周りの勝者を見てみると常に面構えがカッコ良い。堂々としていて自信に満ち溢れている。どんな人にも前向きに接していて人々に信頼されている。

こいつにあって俺にないものは何なんだ。と思うようになった。

ただこいつになりたいんではなくてあくまでも自分らしく勝者になりたい。しかし勝者になりたいのであれば勝者から学ぶしかない。そう思い言動をよく観察した。

自分の言う「こいつ」とは大学の同級生なのだが運が良かったのか仲良くなるきっかけがありそこからよく一緒にいる仲になった。

建築学科で課題も多い中こいつはやりたいことをやっていた。自分たちが課題をひと段落終えて近くの店で休憩しようとしている時こいつは英会話スクール行ってくる。と言った。周りの友達は意味ないだろ、と言うが私は尊敬の眼差しを持ち心の中でお前凄いよと言った。こいつは疲れを知らないのかと思ったと同時に焦りを感じた。

自分は英語がどれほど大切かを小さい頃から海外旅行に行ったりしていたので知っていた。こいつの影響で毎日欠かさずYouTubeで英語の勉強をしている。

こいつは春休みになると短期の海外留学に行く。行動力が凄い。こういう奴が将来やりたい事をやって充実した人生を送るんだろうと思った。行かないか?と誘われたが自分に理由づけして逃げてしまい、断った。後々、こいつからエピソードを聞いたりして、行かなかった事にすごく後悔した。この日から自分の人生のモットーを心の中に置いた。

迷ったらやれ。

こいつも迷うことはあるだろうが行動している。こいつを見ていると行動して起きた後悔なんて行動しなかった後悔に比べれば笑って見過ごせると思った。 

それから私は後悔しないために迷ったら行動をしてきた。足場の肉体労働をしたり、学生団体を立ち上げたり、セールスを学ぶために営業会社で働いたり、他にもあるが、今言える事はあの時始めて良かったと思えるということだ。俺はあいつから迷ったら行動しろと学んだ。


自分の思い描いた勝者に僕はなります。後悔しないように。

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