子どもの側弯症が心配なんです…
こんにちは!
小学生の時に担任の先生が
「俺達の時は姿勢を正すために
長い定規を背中に入れられて
授業を受けていたことがあるんや!」
と声高らかに言っていたのですが
そもそも背骨には自然のカーブがあるから
それは却って体に悪いんじゃないのかなと
屁理屈を捏ねていた中村優斗です。
ちなみにその先生は職員室ではタバコを吸って
姿勢は物凄く悪かったのを覚えています。
反面教師という言葉は
その先生から教えていただきました(笑)。
さて今回は背骨の病気である
「側弯症」について解説していこうと思います。
名前は聞いたことがあるかもという人も
中に入るかと思います。
○側弯症って何?
そもそも側弯症とはどのようなものか
そこから解説していこうと思います。
側弯症とは後ろから見たときに
背骨を後ろから見た時に
右や左に曲がってしまっている状態を
側弯症として読んでいます。
上下で最も傾いている背骨同士を結んだ角度が
10度程度であれば問題ないのですが
それが40〜50度になると
健康上の問題が出てくるため
手術が必要になる場合があります。
ただ多くの場合はそこまでの
重篤な状態になることはとても少ないです。
実際に多く見られるのは
10度未満の軽度に分類される
側弯症がほとんどと言えます。
○どういう人がなりやすいの?
一部の側湾が遺伝でおこるとされていますが
ほとんどの場合は生活習慣などで
側弯症になるということは確認されておらず
ただ10歳以降の思春期以降に起こる
原因不明の特発性側弯症というものは
女児に多いことが言われています。
皆さんの中にも学生の頃にご自身
あるいは周りの方で側弯症の
診断を受けた人もいるかも知れません。
実際にその発生頻度は10度前後の側弯症は
全体の2〜3%いると言われており
やはり女児の割合は男児の8倍程度と言われています。
その中でも50度以上の側湾症になる場合は稀で
全体の0.1%以下と言われています。
ただ思春期ということもあり
見た目を物凄く気にする年齢でもあるので
進行を止めたり改善したいという
お悩みはとても多く聞かれます。
○どのように改善すればいいの?
正直なところ側弯症でご本人はもちろん
ご家族の方も発達や見た目のことで
とても心配される方がとても多い印象です。
ですがある一定のところまで来ると
進行が落ち着いて悪化することはほとんどありません。
その点は安心しても良いポイントかなと思います。
ですが個人的にはリハビリと施術は
絶対に必要かと思います。
そう考える理由としては
今後学生さんであれば勉強や運動
働いている方であれば仕事や家事など
生活している上で負荷がかかった時に
通常よりも筋肉や関節にかかる負担が
通常の人よりも大きくなるからです。
○側弯症を改善する3つのエクササイズ
今回は一般的に言われている
側弯症の改善が望める
代表的なエクササイズをご紹介したいと思います。
それぞれにとても大事なエッセンスを
存分に盛り込んでいるので
是非一緒に確認しながら行っていきましょう!
・胸椎伸展ストレッチ
ストレッチを始めていく前に
背骨をまっすぐイメージを持ちましょう。
その意識がとても大切になってきます。
まず最初に頭のてっぺんを天井から細い糸で
吊り下げられたイメージで軽く顎をひき
ゆっくり細く長く深呼吸をします。
これが背骨をまっすぐにするイメージです。
その上で両手をバンザイして
手を斜め上方向に伸びをしながら
左右に体を傾けます。
どちらかに倒しづらい方や
深呼吸しづらい側があるかと思うので
そちらを重点的に行っていきましょう。
・体幹側屈ストレッチ
次にもしお持ちでしたらストレッチポール
なくてもクッションや枕などでも大丈夫なので
そちらを用意してください。
それを脇腹に挟むかたちで
横向きになり寝た姿勢を取ります。
上になっている側の腕を頭上方向に
グーッと伸ばしながら大きく深呼吸をします。
おそらく側湾症の方は
背中の部分で右側凸の側湾症の方が多いので
左側を上にしたストレッチが有効です。
リハビリの世界では
「エロンゲーション」と呼ばれる
背骨を伸ばす意識がとても大切になってきます。
これを行うだけで呼吸がとても
楽になる感覚が得られるはずです。
・アームレッグクロスレイズ
最後にお伝えするこのエクササイズは
実はめちゃくちゃオススメです。
というのもこのエクササイズは
歪んでしまった背骨の矯正
姿勢を強化する背筋の強化
この2つもの効果があるからです。
ということは結構難しいんじゃないの
と思う方もいるかも知れませんが
このやり方は初心者から筋トレ上級者まで
幅広く行っていただくことができて
やりごたえも十分かと思います。
最初に四つん這いになり
右手を頭上に上げるようにしましょう。
それを左手も同様にします。
「手を上げるだけやったら簡単やん!」
と思った方は甘いです!
腕を上げる際に手を前方に伸ばしながら
肩甲骨を引き寄せるように上げるのです。
肩に力が入っていると間違っているので注意が必要です。
その動きを今度は脚も同様に行います。
右脚,左脚こちらも同様に
後ろにキックするような要領で行いましょう。
腕よりもバランスが崩れやすいので
最初はゆっくりと行うと良いかと思います。
さぁ皆さん何となくお気づきやと思いますが
次は腕と脚の動きを組み合わせていきます!
その際は必ず反対側の腕脚で行います。
例えば右腕を上げる際には左脚をという感じです。
この時のポイントをお伝えするとすると
腕と脚で背骨を引っ張り伸ばすイメージ
最初は動かすよりも上げた状態をキープ
ここを意識すると良いかと思います。
その上でこの動きに慣れてきたら
腕と脚を素早く動かしてみたり
腕脚を高く上げた状態で小刻みに動かすのも
背筋群を鍛えるのにめちゃくちゃ効果的です♪
○まとめ
一般的にはこれらのやり方が
側湾症の改善にはとても効果が高い
と言われています。
しかし実際の側湾症の方を見ると
人によってその姿勢の特徴は
とても異なります。
カイロプラクティックももちろん
側湾症には非常に有効ですが
最近ではシュロス法と呼ばれる
ドイツ発祥の側弯症治療が
行われています。
それは専門の知識を持った理学療法士が
施術を行うものですが
側湾症による見た目の問題だけでなく
体に起こる様々な症状も
改善することが方向されています。
お近くに専門の療法士や信頼できる
先生がいらっしゃれば
そちらに相談することを強くお勧めします。
なぜかと言うと20歳以降進行することが
少ないと言われていますが
逆に自然に改善していくことが
とても難しいからです。
先の章でお伝えしたエクササイズとストレッチを
うまく組み合わせた上で
専門の方からお話を聞くと
より理解が深まるかと思います。
是非実践していただいて
体の感覚が変わったという方は是非
コメント欄で教えていただければと思います。
また側弯症以外にも記事を書いているので
随時チェックしたいなぁと思いましたら
フォローもよろしくお願いします!
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