今月末で退職します。
以前、以下のような投稿を上げていました。
結局、今日をもって辞めることにします。
事業内容は興味のある分野であったし、まだ道半ばであったけど、ベンチャー企業で経営者から信頼を得られなくなったら、去るしかないのかなと…。会社の中には、僕と同じように経営者と合わなくモヤモヤしている人や嫌われている人もいますが、「仕事と割り切って」残って働いています。でも僕にはそれが出来ませんでした。一緒に働くなら、価値観や考え方や性格は違うけど、それらを互いに受け入れながら、同じ目標を共有して前に進んでいく組織がいい。ベンチャーならなおさらそうあるべきだし、それを望んでいました。「僕は余り人を信用できない、人のことが理解できない」とフツーに言ってしまう社長とはやはり一緒に仕事ができないなと思って、退職を決めました。入社前、自分なりの覚悟感を持って入社したつもりでしたが、いざ困難な壁が立ちはだかったとき、今回はそれを乗り切ることができませんでした。悔しいです。本当に悔しいですが、この経験を経て得られたこと、自分自身のことでより理解が出来たことがあります。
①適応障害となり、自分と同じような経験をされた方と話をしていて、メンタルヘルス領域ではまだまだ必要なサービスが、必要としている人に届いていないと実感しています。例えば、今、心の病気を抱えると基本的には「まずは医者に診てもらう」がベストな方法だとどこの情報にも載っています。もちろん、それ自体は否定しないのですが、必ずしも医者に診てもらうことがその人にとってベストな方法じゃない場合もあることです。僕の場合、適応障害となった原因は職場環境によるものですが、異動や配置転換がなかなか容易ではない中小・ベンチャー企業において、要因となっている職場環境を避けるためには、一時的な休職で体調は戻りますが、戻ったらまたその職場があるわけで、結局は退職するという選択肢を取らざるを得ないケースが多いと思います。そうなると、当事者はメンタルの改善のみならず、キャリア支援も必要なのではと思いますが、今のところ転職エージェントに登録する以外、キャリア支援をしてくれる場所はありません(ハローワークは当てにならない前提です汗)。また現在の転職エージェントが適切なキャリア支援をしてくれることはほぼないと思います。ここって、世の中に不足している点ではないかと思います。
②自分の弱音をちゃんと人に伝えることの大切さ。
もちろん、仕事を通じてわからないことや出来ないことを「ごめん、それ分からないから教えてほしい」と謙虚に言える姿勢も大事ですし、何より人から支援を得ることで、自分自身へのストレス負荷がとても軽減されることです。と同時に、自己開示が広がるので、相手との関係性も良くなり、より円滑にコミュニケーションが取りやすくなります。要らないプライドが邪魔をして一時的な恥ずかしさを隠せたとしても、最終的には自分に矢が返ってきてしまいます。
③どんなに努力しても分かり合えない人はいる。
これまでの経験上、お互いface to faceで、本音で、しっかり向き合えば、どんな人とも分かり合え、うまくコミュニケーションが取れると思っていました。しかし、やっぱり、どうやって頑張っても「肌が合わない」人はいるということが分かりました。そういった人が職場にいたらどうするか、とても難しい問題で今でも答えはもっていないのですが、その人とうまくやろうと努力すればするほど、「分かり合えない・・・」と自分を追い込んでしまい、負の循環に陥ってしまいます。なので、早いタイミングで見極めることも大切だと思います。
さて、来月以降のことですが、今のところどこかの会社に転職することは考えておらず、上の①に関してのことですが、「キャリアストレスに起因して心の病気に陥る人に対して、キャリアとメンタルヘルスを統合して支援できる仕組み/サービス」をつくりたいと考えています。どうやって行くかはこれからですが、本気でやりたい、必要としている人に役に立つものを提供したいと思っていて、お金のこととか、不安なことばかりですが、考えてばかりいても仕方がないので、行動しながら考えていきたいと思っています。引き続き、このnoteでも共有が出来たらと思います。
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