これだけは体験出来ない

338日目

男性はそもそも出産を経験出来ない。
全ての女性が出産される訳ではないが、これだけは何があっても男性は経験出来ないということを意味したい。

宿ってから、常にお腹のなかに生命を感じ共に生活し続ける。
お腹が大きくなると多少の不自由が発生する。
自分が口にするものを当然気をつける。
自分自身の体調のコントロール、つわりなどのお知らせがあればそれはとてもしんどいこと。

そして産まれる瞬間はまさに壮絶だ。
色々な出産があると思う。
でも、
迎えるまではただ出てきてくれるのを待つのではなく、
お腹にいる子供、
母親、
2人の命を心配する。
その不安になりながらも、必死に産まれてくるために身体にかかる負荷を耐える母親。

ここまでの流れは、
男性に産まれた時から経験は出来ない。
あくまでも想像でしかない。
安易にせずとも想像しただけで想像を絶するのだが、
産まれてから共に過ごす新たなスタートと、
お腹の中の生命が誕生するまでの女性にしか体験出来ないそれは全く非なるものだと思う。
出産はとてつもないことだ。

親族の出産があり、
出産レポートを見せてもらった。
日毎に感じたこと、
時間経過など。
その緊迫感、リアルな心情を垣間見て、
母親の強さ、凄さを感じた。

どう足掻いてもこればかりは男には経験出来ない。
その経験をした者にしか分からない強さや凄み。
母親は偉大なのだ。

大きな学びを与えてもらったことに感謝。