「なぜ僕らは働くのか」を読んで、自身の価値観を見直してみた。 感想まとめ❗️
1.本著書について〜章の構成〜
Gakkenさんの本だけあって子ども向けに書かれている本ですが、「なぜ(あなたは)働くのか」の回答を持たない高校生、大学生、新卒・若手社会人の方には概要だけでもぜひ見ていただきたいと思います❗️ また、私自身が「なぜ私が働くのか」をハッキリと答えられるようにすることも一つの目的です。
子育てにおいて「働く意味に聞かれたとき悩んでしまう方」にもぜひ読んでいただきたいおすすめの一冊です!
以下、amazon紹介ページからの抜粋です。(池上彰さん監修の本です!)
・子どもたちの見える世界が広がり、自分の持つ大きな可能性に気づくことができる本。(「朝日小学生新聞」編集部)
・就職したら終わり、じゃない。どんなビジネス書より先に読んでほしい「仕事」の道しるべになる一冊(「ダ・ヴィンチ」編集部)
内容は、6章で構成されています。
【1章】 仕事ってなんだ?
【2章】 どうやって働く?どうやって生きる?
【3章】 好きを仕事に?仕事を好きに?
【4章】 幸せに働くってどういうこと?
【5章】 大人も知らない未来の "働く"
【6章】いまあなたたちに伝えたいこと
2.31歳、元教育事業責任者から見た覚えておきたい内容〜1章・2章〜
本著書は子ども向けに書かれているので、「働くこととは」という基本的なことから書かれています。特に、1章・2章は「そもそも働くってどういうことか?」ということを理解させ、実感してもらうための内容が中心となっています。
なので、私自身が覚えておきたいと感じたことが後半に多いのですが、前半までで一番印象に残った言葉を紹介します。
「仕事と生活は切っても切れない」
私が新卒の頃、ある企業の就活説明会で、「一日8時間働くということは、(睡眠が8時間だとすると)一日の1/3を占める」という話を聞きました。すごい当たり前のことを言っているのですが、この言葉の意味ってすごい大切だと思います。
「一日の1/3を占めるということは、人生においてもすごい割合だ!」が、そのときの自分の気付きです。これまた当たり前のことを言ってる(笑)のですが、時間の大切さについて「理解」から「実感」に変わった瞬間だなと今でも思っています❗️
3.31歳、元教育事業責任者から見た覚えておきたい内容〜3章・4章〜
3章・4章は、 「幸せに働くため」のキッカケを与えてくれる章だと思います。これらの章で覚えておきたいと思った内容、3点を紹介します💪
【1】自分の短所は長所に変えられる
例えば、「わがままで自分勝手(短所)」は「リーダーシップがある(長所)」、「あきらが悪い(短所)」は「忍耐力がある(長所)」など短所は長所に変えられます。
(私自身、上記どちらの短所も子どもの頃に言われてたなと思い抜粋。笑)
就職活動の面接などでもよく聞かれる「長所と短所」ですが、やはり表裏一体です。ただ、ここでの解釈で重要なことは、あくまでも短所は長所に「変えられる」という点です。
わかりやすく間違えているのは、「わがままで自分勝手でもいい(短所)」を「リーダーシップがある(長所)」と勘違いしているケースです。わがままのままでい続けることをリーダーシップとは呼びません。わがままで自分勝手な自分だからこそ、適切な場面で適切なリーダーシップを発揮しようとすることが重要です。
漫画の影響や言い換えがしやすいこともあり、「あきらめが悪い」は短所と捉えられない人も多いかもしれません。しかし、スピードが求められる勝負事などでは、一つの物事にとらわれず、素早く切り替えることが求められる場面も多いです。このような場合、「あきらめの悪さ」が短所として表れることもあるでしょう。
何より大切なことは「短所は長所になっていると傲る」のではなく、「短所を長所に変えようとする意識」です❗️
スラムダンクの三井はこのとき「忍耐力(長所)」を発揮したんだ❗️❗️❗️
【2】仕事がうまくいく人の行動の特徴(いい偶然を起こす5つの要素)
いい偶然を起こす5つの要素は、好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心、らしいです。
この5つは言葉の選び方次第で、3個になったり7個になったりすることもあるでしょう。以下、私の認識です。
・好奇心:素直な感情で新しいものに触れて理解しようとする。
・柔軟性:自分の軸を持ちながらも、他人の違った見方も受け入れられる。
・持続性:持続して取り組み続けることで、得られる見方や考え方がある。
・楽観性:挑戦に不安はつきもの、いい意味でのポジティブ思考。
・冒険心:新しい一歩を踏み出すためのスタンス。
言葉を覚えるというより、自分が腹落ちできるよう理解に努めることが大切だと思います。
【3】幸せな生き方・働き方はあなたが決める。
「7つの習慣」や「心理学」などの本にもよく出てきますが、私も「自らの選択」が幸福度を高めると考えています。
働き方を自分で決められるようになる(選択する)ことが、生き方を決める(選択する)上では重要です。
4.31歳、元教育事業責任者から見た覚えておきたい内容〜5章・6章〜
最後の2章は、「あなた自身の人生と向き合う」がテーマです。長くなってきたので、覚えておきたい4つを簡潔に紹介します!
【1】人生100年時代の生き抜き方
これは、著書「LIFE SHIFT100年時代の人生戦略」でも紹介されている内容です。変化の激しい今の時代、新しいお金の使い方・時間の使い方が必要になっていること、コミュニティ・人間関係の変化など。いずれnoteでも書きます!
【2】勉強や学校は何のため?
本書でも紹介されていますが、私は学校の勉強が意味のないものとは考えていません(元、塾講師だからとかではなく。笑)。
本書では、わかりやすく
・学校の勉強:社会にでるための基礎体力(将来の選択肢を広げる)
・自主的にする勉強:仕事や自分の読みたいテーマ(大人がよくやる勉強)
と紹介されています。
学校の勉強( ≒ 平等な学習機会)は、必要なことです。その上で、個人にとって大切なことは「(学びも)自身で選択すること」です。
【3】コミュニケーション能力とは?
経団連の「新卒学生の選考にあたって特に重視した点」というデータで「コミュニケーション能力」とされています。(p.188)
ビジネスコミュニケーション(聞き方、伝え方、自己主張など)は、IT化が進む現代だからこそ、より重要です。
【4】自分の人生に向き合おう
本著書のメインメッセージ(だと勝手に思ってます)です。「なぜ(あたらは)働くのか」の問いに対し、「人生と向き合うこと」は必要な過程です。
誰かに伝える、自分が何かを選択するために考えるなど、他人や自分自身に向き合うキッカケにしていただきたい内容だと思い、noteにまとめました。
5.「なぜ僕らは働くのか」 まとめ
「なぜ働くのか」は「あなたの幸せな人生」と向き合うことだと思います。
「もし働かなくて良かったらどんな人生を送りたいか」「働かなくて良くてもやりたい仕事はどんなものか」など、振り返ってみることで見つかるものかも知れません。
「LIFE SHIFT」「LIFE DESIGN」などの本を合わせて読むこともおすすめします!
4. 関連リンク集
● 自己紹介の記事
● 中塚のTwitter
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