「カッピングのスコアシートの存在意義」
カッピングは必ずしも全てのコーヒーに携わる方ができる必要性はないと思っています。
もちろん考えながら、味わいをとったり、それを言葉にすることは絶対に必要ですが、必ずしもそれがカッピングである必要はないのではないかということです。
フィルターでもエスプレッソでもなんでもいいです。安定さえしていれば。
では、そもそもカッピングとはなんなのかというと、そのコーヒーを紐解く共通のツールになるということなんです。
このシートを見れば、ある程度どんなコーヒーかを理解できて、それを生産者の方に伝えて、精製処理や乾燥の工程で、プロセスを変えることで、味わいが変わることを伝えられる一つのツールということなんです。
個人的にはカッピングが好きなんですが(毎回新しいキャラクターにであえるので)、そして、それを様々な方と一緒に共有できるので。
近々、これをみてくださってる方々とカッピングする機会を作りたいなぁと思っています。
今回、何をお伝えしたいかというと、カッピングのスコアシートには、7〜10個の特徴を質としての点数や量を見極めるためのカテゴライズがされています。その特徴は完全に独立しているわけではなく、重なっているような部分も多く見られるということをお伝えしたかったのです。
例えば、アロマ、フレグランスが良かった場合、フレーバーや酸味の部分の質が上がる可能性があります。それは酸味の質が良ければ(スペシャルティコーヒーでは、ここに重きが置かれています)、アロマ、フレグランスも良く感じるでしょうし、その結果、味覚+嗅覚のフレーバーも良く感じることになるからです。
一つの項目と他の項目の関わりあい方や関係性を見ていくともっと味わいの考え方が変わっていくように思います。
もっとコーヒーの幅が広がると思います。
是非フレーバーだけでなく、マウスフィールやアフターテイストも楽しんでみてください。
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