Vol.11 緊張感のある関係=「ダイアローグ」
このnoteは、シェアド・リーダーシップのトレーニング・コース共同開発パートナーである有限会社システムアンドコントロール社(SM&C)の野村代表と、SNSにて、シェアド・リーダーシップに関して、普段着の会話をしている内容の続きです。
なお、最上雄太Ph.D.と野村さんのプロフィールは、共同公開中イベント「変化を導くリーダーシップ開発」を参照ください。
第11回目の往復書簡は、前回の内容(Vol.10 モノローグを捉える意味)の続きです。前回に引き続き、最上の話が続きます。
・
・
・
(以下最上)
私が野村さんに、「自己の意思を抑制し、他者と積極的に交流せず、問題を他人事として捉える、個人と組織の関係」とお伝えした定義は、以下の3軸で構成されています。
個人の意思のあり方
他者との関係のあり方
問題の捉え方
個人の意思のあり方は・・
抑制する。つまり、自分を隠し、自分が何を言っても無駄と考えるため、意見を求められても無難なことしか言わない。相手の話を聞き流す、無視する。他者との関係のあり方は・・
交流しない。付き合うとしても表面的、大変だねと言うが手を差し出すまでのことはしない。自分に踏み込んでくる人を敵対視して、非難するか遠ざける。問題の捉え方は・・
他人事となる。つまり、問題だと指摘するものの、それを自分でなんとかしようとする気はない。組織の責任、誰かの責任と、お互いに責任転嫁し合う、いわば、「言った者負け」の関係。
そして
▼
▼
▼
野村さんとのダイアローグを通じて、いま述べた「モノローグを3軸の観点で裏返すと「ダイアローグ」を説明できることに気づきました。
個人の意思のあり方・・抑制せずに自分の意思を「私は・・」と、明確に示す関係が「ダイアローグ」です。
他者との関係のあり方・・交流する。交流するといっても、馴れ合うのではなく、積極的にいうべきことを言う緊張感のある関係が「ダイアローグ」です。
問題の捉え方は、自分事となります。ある共通のことについて、お互いに意思を示し合い、言うべきことを言う関係が「ダイアローグ」です。
このようにお話しすると、「良い状態を説明するには、悪い状態を示すこと」であることがよくわかるのではないでしょうか?
それでは、野村さんにお返しします。
・
・
・
この後、野村さんが返信します。次回をお楽しみに!
リーダー向けセミナーご案内
最上雄太Ph.D.と野村さんの共同開催セミナー「変化を導くリーダーシップ開発」では、現在参加希望者を受け付けております。
このセミナーでは、本記事で紹介したダイアローグのレシピを学び、実践にむけてインストールすることができます。
チームがうまく機能していない、指示がうまく伝わっていない、リーダーが育たない、新しいアイデアが生まれない、生産性や創造性が低い、また、自分自身のモヤモヤがある・・・
こういったリーダー特有のお悩みをお抱えの方に、ぜひお勧めしたいセミナーです。
くわしくはこちらをご覧ください→「変化を導くリーダーシップ開発」
シェアド・リーダーシップについては、こちら↓↓↓をご覧ください。
最上雄太によるシェアド・リーダーシップの解説ビデオです
▼
▼
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?