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プロサッカークラブで働く上で、求められる3つの要素
■はじめに
Jリーグで働いてみたい希望者は、とても多い。なぜ働いてみたいのかと問うと。
①サッカーが好き
②応援しているクラブ
③サッカービジネスに興味がある
④好きな事を仕事にしたい
⑤かっこよさそう
上記の理由は、悪いことではない。しかし、漠然とした想いしかない人が多い。私も学生時代は同じようなものでした。もちろんタイミング良く働ける人もいるでしょう。ただ、ここで皆さんに問いたい。プロサッカークラブで何をしたいのか。自分は何に貢献できるのか。もちろん、先程の好きという気持ちは大事。「入ることがゴールではない。入ってからがスタート」である。なかなかイメージできない人が多いと思うが、その辺りを整理しておくことが大事だと思う。
■やりがい搾取
インターンシップという名の雑務作業や安い給料で休み無しなど。受け入れるクラブは、いち企業として、働くスタッフに対しての対価をしっかりと整えないといけない。もちろん、働く側のスタッフもしっかりと会社に貢献しないといけないが。
インターン制度は、学生時代にクラブを知る良い機会であり、すべてのクラブとはいえないと思うが、やりがい搾取はあってはならない。
■即戦力
各クラブは、新卒採用するような余裕もなく、即戦力を期待している。本来は人を育てていくことも大事な事だと思うが。ここでは割愛します。
■あるべき姿
私たちは、チケットや看板を売っているのではなく、「無形のモノ」を売っています。それは、夢や感動を提供しています。そうしたプロサッカークラブで働くスタッフも「人々に夢や感動を与える人材」にならないといけません。スタッフの人件費をかけていけないクラブは衰退していくでしょう。
■本題
さて本題に入りますが、私自身が感じてきたプロサッカークラブで働くうえで、求められる3つの要素をお伝えいたします。
※あくまでも個人的な見解となります。
①主体性がある人
②武器を持っている人
③新しい価値を生み出せる人
①主体性のある人
サッカーでも言えますが、監督の言われたことをする選手はいりません。いかにプラスアルファを生み出し、新しい価値やサービスを提供していけるか。受け身ではなく、自らアクションできる人が必要だと思います。
②武器を持っている人
Jリーグができて、27年。色々なものを積み上げてきたと思うが、時代の変化と共に、より専門性を極めた人が求められている。実際に専門分野をアウトソーシングしているクラブも多々ある。
クラブスタッフが持っていない知識や能力が、クラブの求めているものにマッチすれば、働くチャンスは多くなると思います。
③新しい価値を生み出せる人
人と同じ事や今までやっていた事をしていても、同じ成果や結果しかでません。常識を疑い、どうしたらステークホルダーに喜んでもらえるか。イノベーションしていくか。本質を見出し、新しい価値を生み出せる人が求められると思います。
■最後に
「好きなことを仕事にする」「プロサッカークラブで働く」ということが、華やかにみえることもあると思います。実際には、泥臭いことも多く、安い給料や休みなしで、辞めていく人もたくさんいます。
Jリーグ(プロリーグ)ができて、27年。
スポーツビジネスとしては、まだまだ成立できていないことが多いです。
ビジネスの難しさもあります。最大のコンテンツの試合に、勝ち負けがある。天候などによっても、入場者数が左右されてしまいます。
逆に言うと、まだまだ成長できるポテンシャルを持ってます。
自分自身がその大きな可能性を具現化できるチャンスであり、そこに大きな「やりがい」「喜び」があると思ってます。
この大きな課題に立ち向かい、「Jリーグ百年構想~スポーツでもっと幸せな国へ~」を具現化していくことが、私の目標でもあります。
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