ソトウバってサンスクリット語 もともとは何かお分かりになりますか
母が亡くなって母の名前を新しくお坊さんからいただきました。仏教ではそんなことがされていることを忘れてしまってました。別のソトウバ形のものには梵語も書いてあったような。
サンスクリット語って日本になじみは多いのでしょうか?仏教国の国、日本にはその宗教を通して知らず知らずのうちに、もとはサンスクリット語だったものが入り込み日本語になってしまっています。
将来、運命、未来、乞食などなどです。これらの言葉の意味をじっくり考えてみると、なるほどと思えてきますよね。
また、南無阿弥陀仏もサンスクリット語から来ているのです。南無はname (名前を挙げて尊ぶ、唱える)、阿弥陀はameter(aは否定、 meterは測る,つまり無量)はかり知れぬ、 Buddha(仏)と言うことになるのです。
name ameter Buddha 「はかり知れぬ偉大な仏の名をあがめ唱えよ」となるのだそうです。
ソトウバも日本語になっていますが、東南アジアに旅をすると、それがもともとどういうものであるかよくわかります。仏舎利もソトウバの形です。大きなものから小さいものまで、あらゆる遺跡で目にすることができます。小さいものは日本で普通に目にすることができる墓石大で、丸くなく長方形だったりします。まったく墓石の形をしているのです。
私はそんな仏舎利を博物館で目にした時、日本の墓石は仏舎利からあのような形になったのか、と思いました。
ソトウバの英語はstupaです。つまり、仏舎利です。仏舎利塔もその言葉で訳してあります。
私たちが日々使っている言葉にも多くインドの言語に由来するものがあるようです。
例えば:
bandana, bangle, pashmina, pyjama, shawl, curry, bungalow, shampoo, tank, veranda, jungle, yoga, mongoose, cheetah
shampooは pressを意味するヒンディー語に由来し、以前は massangeの意味で使われていたとか。現在の意味でつかわれるようになったのは19世紀半ばシャンプーの歴史は浅いですね。
jungleはdesert, waste of forest砂漠、高地、森を意味するサンスクリット語 jangalaに由来するとのこと。このあるなしにかかわらず、人の手の及んでいない土地を意味する言葉だった。
今、私たちがjungleという言葉から想像するイメージとはやや異なります。
ところで、インドは大英帝国の植民地であったそうですが、イギリス人たちは自分たちが支配している人たちがもともとはアーリアンだとは思ってもみなかったようです。
サンスクリットがヨーロッパ系の言葉だと発見されたのはほんの19世紀のこと・・・インドに赴いていた英国の学者が発見し驚いてしまったようです。