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庭のお話 私たちは「エデンの園」に住んでいる?
gardenと言う言葉は、gard「守る、囲む」、そしてeden[楽しい、喜び」と言う言葉が由来だそうです。と、いうことは私たちは「エデンの園」に住んでいるということ?
厳密にいうと建物の周りで花や野菜、木などが植えてある土地を意味するのがgarden, 芝生などが植えられた建物の周囲の土地全体のことををさす場合は、yardが使われるのが一般的と言うことのようです。
私たちがイスラエルに旅した時、20日くらい滞在したのですが、ずっとオリーブ山の同じホテルに宿泊していました。見晴らしのいいところで、ホテルのレストランから旧市街が見晴らせていました。毎朝、朝日が注ぐ美しいエルサレムの街を見ながら食事をしていました。
わざわざその見晴らし台【?】まで足をはこぶ必要もなくラッキーだったと思います。
ホテルを出ると、すぐにたくさんの観光客に出会っていました。要するに、その展望を見るために彼らはそこへわざわざやってきていたというわけです。一度日本人グループにも会いました。
しかし、どこに出かけるにも、とにかく山をまずは下りなければなりませんでした。ホテルから出て100mも行かないところにゲッセマネの庭がありました。ホテルから少し坂を下ったところです。
聖書の中のお話にキリストがこれから起こることを思い、岩に身を投げかけさめざめと泣かれた、と言うくだりがあるのですが、そのいわれのある岩などが今もありました。そんなに大きくないこじんまりした庭でした。その隣、ホテルに近い方にはギリシア正教の教会がありました。
そこから、また、下がると墓地があって『シンドラーのリスト』で見たようなお墓の形態が見て取れました。墓石の上に石がいっぱい置いてありました。石は枯れないから、とかのいわれをイスラエルに行く前に聞いたように覚えていますが、墓石と同じで動物たちに荒らされないから、と言うことも理由でしょうか。
何しろ、イスラエルと言えば、クリスマスごろにも時に半そで(もっとも、その服はウールでしたが)で通行でき、夏には40度にも上がって日本人はとても住めないだろう、とまで言われたので、今とは生活も違う時代にはそう花など世話もしておられず、花は育たなっ方のかもしれません。だから、お花を供えるという習慣はできなかったのかも。
キリストはペテロに鶏が3回鳴く前に自分のことを知らないと言い張るだろう、と言いましたが、その「鶏が3回鳴く」と言ういわれをもとに、その名前の付いた教会も建てられていて、観光名所となっています。
そして、その教会のごく近くにシンドラーのお墓もありました。そこにも石がのっていました。
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ゲッセマネの庭からまだ下りハイウエーが走っているところを渡るともう旧市街への門に到着します。キリストが捕まって入れられていた牢屋とか、十字架を背負って歩いた道とか、割とコンパクトなく行きにすべてあります。
イスラエルに旅に行くと言ったら、人にはかなり「どうしてそんな危ないところに?」と言われましたが、様々な理由で大変興味深いところでした。それが今までで一番良かった旅、と言うのが夫と私の共通の意見です。
海外傷害保険も普通のでなく特別のものをお願いしていきました。