国が違えば食習慣も真逆に違ってくるようで面白いと思いませんか?
トルコでは食事の後、げっぷをするのが礼儀だとか。しかも、大きなげっぷの方がよいのだとか。大きければ大きいほどその食事に満足している、と表現しているのと同じだからとか。なるほど、食事後、トルコの友人宅では友人のお父さんが大きなげっぷをしてもExcuse me.とは言いませんでした。
アメリカではげっぷをすることは相当お行儀が悪いととられるようです。
中国では供されたべものをぜんぶたいらげてはいけない。少し残さなければならないそうです。そうしないと「足らない、もっと食べたい」と言っているのと同じだから、とか。
また、私に言わせると、中国の食卓は非常に汚い。テーブルの上だけではすまなくて、テーブルの下まで食べかすを落としてしまう・・・それが当たり前のように、きれいに食べよう、なんて発想は彼らにはないのか、と思ってしまう光景です。自分の家ではそうではないだろう、と私は思ってしまったのですが。
訪日している中国人たちのニュースで、彼らがコンビニを訪れ、そこのレンジやらを使って食事をした後の写真がのっていましたが、いったいどれだけの人たちが食事をしたんだ・・・というくらいの汚れようでした。
十数年前、中国の海南島に旅した時のお話です。ちょうどその時、ミスインターナショナル世界大会があった時です。現地のツアーに入り、2泊3日の旅・・・一緒に島を見て回ったのです。
彼らがどのように汚しまくりながら食べる、どのように食を楽しんでいるかアピールする様を少し口を開けたまま見ていました。大きなレストランでのことでした。あまりのことに、私は個人で旅したらあんな大きな人込み(?)の多い、しかも絶えず汚れているレストランには入らない、と思いました。
片や汚しまくる客、そしょてその一方では、ずっとテーブルの上、床を掃除している人がいました。結構なテーブルクロスが敷いてあっても客はお皿の外、そのテーブルクロスの上に食べかすを置くのです。あるいはテーブルの下に落とすのです。
ツアーの中で一番位ファッションに気を付けているように見えた女性客が一番汚しまくっているのには驚きました。
食文化の違い、考え方の違いなのでしょう。自分はそれだけ払っているのだから汚しても何も注意されるはずはないという感覚らしいです。
23人のツアーでした。ほとんどは中国本土の人たちでしたが、一人中国に留学している韓国の学生、それに小さな男の子を連れた香港の女性がいました。
彼らがどのようにツアーを楽しむか見ていて興味深かったです。日本からのツアーでは連れて行ってもらえないようなレストラン、土産物店にも行きました。彼らがどのようにお買い物をするかも見ました・・・日本人とそう変わらないかも・・・ただしやはりヒスイは必死になってみていたかも、です。
私たちが亀の甲羅でできた指輪をお揃いで買ったら「そんなものを買って…」というような目で見られてしまいました。
グループの中の香港の男の子は5歳でしたが、しっかり幼稚園では英語を習っているみたいで絶えずその練習をしていました。
お母さんの方は何か本土の人たちにの欧米に適用しないしぐさがどうも気に入らなかったようで、しょっちゅう私の方を見て「だろう?」というような顔をしていました。
海南島の観光を終えてからは列車で桂林まで行ったのですが、その前に本土まで小さなフェリーに乗りました。
揺れることこの上なしで、もうあんな経験はないだろうと思います。
揺れて傾いた私の目線に黄色い海が広がっていました。
「黄河か」と思ったものです。フェリーの中ではあらゆるものが見えていました。
数年前、世界の空港や街角で見かけた中国人とは違った人たちだったことは確かです。
大きなかごに入った随分な数の鶏(白くなくちゃとか赤の)がすぐそばにいてかなりにぎやかでした、
ところで、その時に、黄河の中国語お発音は覚えました。カタカナで書くとファンハイですが、抑揚があってやはり日本語読みとは違います。