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チョコレート毎日食べていますか?

チョコレートはすごく健康にいいのだそうで、先日亡くなった世界で一番の長寿だった(フランスでしたか)女性も相当の量を毎日口にしていたそうです。カロリーが・・・と思いますが・・・。

チョコレートという言葉は、1600年ごろ、メキシコスペイン語のchocolateから派生した言葉で、この言葉はアステカ民族の古典ナワトル語のchocola-ti、あるいは cacahua-tiに由来するそうです。

ナワトル語はスペインによる征服の時代には中央メキシコの大多数の住民が話していた言語です。ナワトル語は今日でも100万人以上のナワ族の人々が話している。ナワトル語は権勢を誇ったアステカ人の言葉であり、その文化はこの地域を何世紀も支配していた。ナワトル語は1500年代の初めからスペイン語の正書法で書かれていたので、その後の世紀に英語に吸収された言葉ーーー新世紀の植物、動物、食べ物を言い表す言葉ーーーを突き止めることは難しくない。

chocolate, coyote, avocado, tomato, chill, ocelotなど。これらはコロンブスゆえにだったのですね。

チョコレートだけではなくアボカド、トマトもナワトル語に由来する言葉。ということは現代日本語の中にもナワトル語に由来する言葉がいくつか存在するそうです。

地理的にも時間的にも遠く離れたアステカ民族の言葉が現代日本の暮らしの中に入り込んでいるというのはあらためて考えてみるとすごく不思議なことだと思います。

さてアステカ人がどのようにチョコレートを食していたかということですが、彼らは冷水で作りましたが、そこにやって来た征服者たちは熱湯で作ったようです。

チョコレートは1520年にスペインにもたらされ、そこからヨーロッパ全域に普及していったのです。もともと牛乳、または、水にチョコレートを溶かして作る飲み物であり、17世紀には非常に人気のある飲み物だったようです。

To a coffee house, to drink jocolatte, very good. [Pepys, diary, Nov. 24, 1664

コーヒーハウスに行ってジョコラットを飲んだ。とてもおいしかった。
(Pepys, 日記、1664年11月24日)

というようなものが残っています。

1640年代には挽いて焙煎したカカオの実から作ったペーストやケーキの形態でも使用されました。1880年代にはチョコレートのキャンディーとしても使用されていました。1776年からは濃い赤褐色を意味する言葉としても使用されています。

テーブルでのチョコレートの食べ方、考えたことありますか?ノルウェーなどではチョコレートを割ってちょっとしたボールに入れてテーブルの上に置きます。コーヒーをいただくときまずチョコレートひとかけを口の中に入れ、それからコーヒーをいただきます。口の中でチョコレートがジワーと溶けていくってことです。

スイスでもそんな供し方をしていました。チョコレートでなく砂糖の塊を同じようにしている人たちもいました。

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