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イスタンブールで一番のおすすめ料理サバサンド!

トルコには何回旅したのでしょうか。一番最初に旅したのはもう50年ほど前でした。その時にはサバサンドという料理は聞いたことがなかったのですが、コロナ前に出かけた旅行ではもうガイドブックにも載るほどの名物料理になっていました。

へー、と思いながらはっじめて口にしたのがイスタンブール、ガラタ橋のレストランでしたが、実においしくてはまってしまいました。聞けばノルウェー産のサバとか。レストランの人たちはトルコ産と言いたかったでしょうが、ガイドブックにはそう書いてありました。

気をよくした夫はその気になり、我々は滞在中何回もそのレストランに通いました。

サバはトルコの中でも沿岸部でよく食べられる身近な魚だそうです。トルコは基本的には肉食文化ですが、中央アジアから地中海地方へ移ったことで海が身近になり、片口イワシ、すずき、サバなどの海水魚を食べる文化が寝付いたのだそうです。17世紀にはサバのドルマ(詰め物料理)が食べられていたと聞きました。

サバサンドはイスタンブールの名物料理の一つに間違いないです。もともとは港町の地元民がサバをおいしく食べる方法の一つとして寝付いたようです。

トルコは小麦粉の生産が盛んなところ、だからパン文化が強く、昔から肉や魚をはさんで食べていたのです。トルコ人はおいしい食材を生かす術を知っていると思います。基本のサバサンドは意外とシンプルです。

まったくサバと野菜をパンにはさんだだけのシンプルな料理ですが、現地の人や観光客に愛され続けて来た料理のようです。サバサンドはトルコ語でバルック・エキメッキといいます。いわゆるフランスパン(バケット)に焼き立てのサバ、レタス、玉ねぎをはさんで供されます。

サバサンドの起源は19世紀にまでさかのぼるとか。イスタンブールの中心地、エミノニュ地区で市場で残り物の魚を売り出したのが発祥で、その後、エミノニュ地区は人気観光地となり、様々な屋台が出店されるようになっていきました。サバサンドもこのような屋台から生まれた「トルコ版屋台グルメ」の一つと言えるでしょう。

サバサンドは家庭でもおいしく作れます。私も試してみました。日本の一般的なスーパーでも材料はすべて揃うのでぜひトライを!パンにサバは合うんだという発見につながると思いますよ。

材料:
サバの切り身 半身1切れ
バゲット 1/2本
レタス 適量
玉ねぎ 適量
レモン 1切れ
塩 胡椒

1 フライパンにオリーブオイルを入れ、中火でサバを皮目のほうから焼く
2 バゲットを半分に切り分け、厚みを半分にするように真ん中に切り目を  
  入れる
3 カットしたレタス、スライスした玉ねぎと一緒にい焼いたサバをサンド 
  する
  好みでトマトもはさむ
4 仕上げに塩、コショウをたっぷりのレモンを絞って、できあがり

サバサンドの味付けは極め絵tシンプルです。焼いて塩、胡椒とレモンで味を調えれば完成です。これだけで大丈夫?と思うかもしれませんが、食べてみると納得できるはずです。

余計なものを何も足さないため飽きずに食べ勧められます。また、ピクルスを添えることもいいアイデアだと思います。本場でもサバサンドのお供はピクルスでした。


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