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アルバム『GO FUNK』をランニングのお供にどうぞ~52分03秒の旅~

私は、1周が約1kmのランニングコース(実際にはただの舗装された歩道で、信号がないので、皇居ランの如くストップせずに走り続けられルン(run)です!)の周りをグルグル走ることがよくあります。

このコースを10周程度走ると10kmに相当するわけですが、タイムを気にせずに走ると、60分を切ることはまずありません。ちなみに、皇居ラン(1周が5kmで私は2周10㎞を走ります)の場合は、たくさんのランナーがいて、自分と同程度のスピードの人も多いため、自ずとペースが上がり、毎回、50分前後のタイムで走れ(てしまい)ます。

というような私は、普段自宅近くの周回1㎞コースを走る時は、タイムを意識することはないのですが、たまに当該コースを約10周、10kmを、それなりのスピードで、タイムを意識して、例えば、50分を切らないまでも、52、3分で走り切りたいな、等と考える時は、ある音楽アルバムをリッスンしながら走ることにしているのです。

そのアルバムは、36年前の1988年にリリースされた米米CLUBのアルバム『GO FUNK』です。

『GO FUNK』は、音楽ジャンルとしての「FUNK」色が濃いアルバムなのですが、「ご飯食う(ごはんくう)」という意味もあります。米米CLUBだけに。

さて、このアルバムのトータル・タイム(TT)は52分03秒です。走り出すと同時に1曲目から再生して、汗かきながら周回コースをグルグル駆け回り、さぁ、もう少しで10㎞だ!そして、その時、流れている曲は最終15曲目、「MY SWEET SWEET SHOW TIME」、この美しいバラードの最後のパート、カールスモーキー石井氏のファルセットの響きが消える前に走り終えることができれば、52分を切れるというわけです。たとえ全曲の再生が終了した後にゴールしたとしても、55分を切れる可能性はかなり高いはずです。私の場合は、ってことですけどね。

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BTW※1、かつてTSUTAYAでコンパクト・ディスク(CD)を借りる際、ジャケットにTTが「52分03秒」などと書かれた小さなシールが貼られていたことを覚えていますか(Do you remember ※2)?私は覚えていますよ。覚えていますよ私は。これは、空のカセットテープに録音する場合に、何分テープを用意すればよいかの判断の目安になるのです。あくまでも目安ですけどね。カセットテープは、A面、B面の2面に録音する仕様で、例えば60分テープだと、A面が30分、B面が30分です。あるCDのTTが、60分以下の58分だとして、収録曲数が11曲で、仮に、5分の曲が8曲、6分の曲が3曲の場合、

  1. 5分 A面トータル5分

  2. 5分 A面トータル10分

  3. 5分 A面トータル15分

  4. 5分 A面トータル20分

  5. 5分 A面トータル25分

  6. 6分 B面トータル6分

  7. 6分 B面トータル12分

  8. 5分 B面トータル17分

  9. 5分 B面トータル22分

  10. 5分 B面トータル27分

  11. 6分 60分テープのA面にもB面にも収まらず

となるわけです。この説明にこんなに紙面を、というか、字数を費やすつもりはなかったのですが、費やしちゃいました。
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というわけで、アルバム『GO FUNK』は名盤中の名盤なので、ぜひリッスンしてほしい、ということは、敢えて私なんかが言うまでもないことですが、52分くらいで10㎞を走りたいという人にとっては、アルバムをリッスンし終えるまでに走り終えようとすることで、その目標が達成しやすいですよ、という、これまでに誰も言及したことがないであろうアルバムの聴き方は、敢えて私が言わないと、いつまでたっても誰も言及しない可能性が高いと思われるため、発売してから13,090日(35年10か月3日)が経った今日、迷いに迷った挙句の果て、果ての果ての果てに、こうして書き残すことにしたのでした。

ランニングのお供に名盤『GO FUNK』を、どうぞ。

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〈注釈〉
※1:BTWは By the way の略。「ところで」の意。
※2:Earth, Wind and Fireの"September"の有名な冒頭のリリック、というよりも、ここでは米米CLUB「Just U」の冒頭のリリックだと言いたい。

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