「ルールだから」というセリフを吐いた時点で人の上に立つことを辞めるべき
国・会社・組織にはルールがあります。
スポーツにもルールがあります。
ルールには理由があることを考えたことありますか?
ルールの理由を考えたことないなら考えてみてください。
なぜそのルールがあるのでしょうか?
ルールの意味
ルール自体はなぜ存在するのでしょう?
それは「人が感情で生きる動物だから」です。
本能で生きる動物の世界にもルールがあります。
なわばり・ボス・夫婦
それぞれの世界でルールがあり、そのルールに則って生きています。
彼らはルールが明言されたわけではなく、暗黙のうちですがルールを理解しています。
それは本能が優れており、ルールを破ること=生命にかかわることと認識しているからです。
ルールを破ったら村八分になってしまい、生きていけなくなります。
ルールの意味を理解できるのは人間だけで、他の動物は「ルールに従わなければ死ぬ」としか理解していません。
つまり、組織や会社で「ルールだから」としか言わない人はルールを破ったら殺されると脅されているか、人間の理性を使えない本能動物と同じなのです。
そのルールが存在する理由
ルールを作るのは人です。
なにも偉い人だけとは限りません。
中間管理職でも新人でもルールを作ることはできます。
しかし、明確にルールに意味を持たせなければルールの存在が無駄になります。
いま考えると無意味だったり意味不明なルールがたくさんありますが、最初に作った人は意味を持って作ったはずです。
その守るべきルールの意味や背景を知らず「ルールだから」というのは、思考停止していることと同意義です。
意味を理解した上で「守る・変える・廃止する」を考える必要があるんです。
思考停止した上司の部下は同じく思考停止するか、そうでなければ去るだけです。
従順なしもべや奴隷を作りたければ思考停止させる方法を取れば良いでしょう。
しかし、そうでないならば上司からルールの意味を理解するしかありません。
あらためてそのルールがある理由を考えましょう。
新しくルールを作るには?
ルールを作る・変えるには、ただ不都合だからだけでは理由が足りません。
なぜ変えるのか?
どう変えるのか?
誰に影響するのか?
変えたあとに気を付けるポイントはなにか?
ルールは無いと秩序が崩壊しますが、多いと窮屈で身動きが取れません。
例えば、サッカーが【足の甲しか使ってはいけない】と定められてらどうでしょう?
選択肢が減りすぎて技を考えても範囲が狭すぎます。
なぜサッカー人気があるのかは、サッカーのルールが【手を使ってはいけない】、つまり手以外を使うことは許されているのです。
この「ちょうど良い」ルールのおかげで、名プレイヤーは頭・体・足などさまざまな体の部位を使いで多彩な技を繰り出しファンを魅了します。
組織も同じです。
固すぎるルールは人を縛り付けて動きを狭めます。
世の中が速く動く時代に、がんじがらめの(刑務所のような)ルールを課すことは企業・組織の動きを止めることになります。
理念に沿った統一的なルールは作りながらも、個々人の自由を許容するルールを作れる企業や団体が生き残ることでしょう。
まとめ
今日、テレワーク・副業許容・在宅勤務など、時間を自由にできるルールを採用する風潮になってきました。
日本の働き方、生き方が「金より時間」になってきた証拠でしょう。
変わってきた時代に則したルールを考え実行することは、リーダーが行うべき使命です。
改めてなぜそのルールがあるのか?を考える時間を作りましょう。
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