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PVが1万を超えたのでまとめてみる

5月11日のフランス時間深夜3時に「はじめまして」という記事を投稿したところからスタートした私のnoteだが、6月7日のフランス時間午前10時にPVが1万を超えたようだ。
開始から1ヶ月弱で1万PVというのが多いのか少ないのかはよくわからないが、私個人としては、こんなに多くの人に読まれるとは正直想定していなかった。日々読んでくださっている方、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます。

せっかくなので、どの記事が多く読まれたかについて公表しようと思う。加えて、noteを使ってみての気付きについても言及したい。

開始後の数日を除いて、毎日1記事、フランス時間の深夜0〜2時(日本時間朝7〜9時)に投稿をした。1記事あたりの文字数は平均すると2,500文字程度だと思われる。記事を書くのに今のところ最低2時間程度は要する。

投稿後はTwitterとFacebookで投稿をシェアする以外は、PV数が伸びるようなことは行っていない。

それでは、PV数の多かった上位5記事を紹介していこうと思う。
(数字はダッシュボードの日本時間6月7日17時23分のものに基づいている。この時点でのPV数は10,077、投稿記事数は30であった)。

第5位:香料メーカーと調香師 (PV数 325/スキ数 15)

(公開日:5月31日)
フランカーや調香師、香料メーカーなど、わりとマニアックな内容が多かったにも関わらず5位にランクインした。Twitter上でもそこまで拡散されたわけでもなく、なぜここまでアクセスが伸びているか正直不思議である。スキ数も15と、決して多くない。
この記事の特徴は、公開後ダラダラと誰かしらがアクセスしているところである。私の記事は、通常2〜3日程度でPVが伸びなくなるのだが、この記事は公開後1週間経った今でも一定のPVを稼いでいる“オバケ記事”となっている。

ちなみに、第6位の「オードリーは名香である」がPV数310と一歩及ばず。こちらもぜひ読んでみてほしい。

第4位:ゾーンという名の阿片 (PV数 384/スキ数 13)

(公開日:6月1日)
香水とはあまり関係のない、私が高校時代に短距離走を通して体感した“ゾーン”の話。PV数が伸びた背景として、フォロワー数の多い方にリツイートされたことが挙げられる。
個人的にとても好きな記事の1つである。“ゾーン”を言語化するというチャレンジングな内容で、もちろん不完全ではあるが、今の段階で表現できる最大限の内容となったと思う。書いた後に満足できた数少ない記事のうちの1つでもある。

こういった香水以外の内容は、比較的PVが伸びない傾向にあるが、この記事だけは別だった。

第3位:ココ・シャネルは本当に「香水をつけない女性に未来はない」と言ったか (PV数 418/スキ数 18)

(公開日:6月3日)
「香水をつけない女性に未来はない」という名言の原文について何気なく調べたことがきっかけとなったこの記事。香水関連以外の方にも読んでもらえたことがPVが伸びた理由だろう。この記事もいまだにアクセス数が伸びているので、今後さらに順位を上げる可能性も残っている。

この記事は書き出しに非常に悩んだ。夏目漱石の「月が綺麗ですね」がウソである確度が高いという話を当初枕として想定していたのだが、くどくなってしまったので全カットし、直接本題に入る書き方に変えた。
もう少し冒頭部分は書き加えてもよかったかなぁ、と思っている。

いずれにしても、名言を鵜呑みにするのは良くないね、たまにはそれが発せられた文脈も調べてみようね、という気付きが自分にもあった。面白い発見だと思うので、未読の方はぜひ読んでみてほしい。

第2位:とりとめのない話 〜売れているっぽいブランド〜 (PV数 515/スキ数 17)

(公開日:5月30日)
香水業界における“フワフワモコモコ”に対する批判という内容になっているが、正直ここまでPVが伸びるとは思わなかった。この記事は香水関連の人の間でのリツイートが多かったので、実は皆さん日頃から何となく同じようなことを考えているのかなぁ、と思わされた。

また、本文中の、
① 各香水に長々と語れるストーリーがあり、
② クリエーターが自ら調香師で、
③ あわよくば美男美女であること

の条件を満たすブランドについて、「このブランド、○○のことですか?」という質問が複数寄せられたが、私が想定していたブランド名を挙げた方は1人としていなかった。
ところで、私は日本未上陸のあるフランスのニッチブランドを想定してこの3つの条件を提示したが、そういえば日本で人気のあるブランドもこれに結構該当するよなぁ…と改めてふと思った。が、なぜかそのブランドの名前が挙がることはなく、そのブランドよりもよっぽどまともなあるブランドの名前が複数回挙がったことが驚きだった。

第1位:ねじまき鳥クロニクル、オーデコロンの謎 (PV数 2,612/スキ数 79)

(公開日:5月26日)
ダントツの1位となったこの記事、ある日急にアクセス数がものすごい勢いで伸びはじめ、どうしたどうした!?と思っていたのだが、noteのおすすめ記事に取り上げていただいたことに後々気づいた。何の前触れもなく、急に取り上げられることにも驚いたが、noteを始めて2週間ほどでこのように取り上げていただいたことが大変光栄だった。
1万PVの4分の1をこの記事が稼いでいるので、おすすめ記事に取り上げられていなかったら、1ヶ月弱での1万PVは達成されていなかった。

村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』に出てくるディオールのオーデコロンがどの香水であるかを特定した記事。『ねじまき鳥クロニクル』は大好きな作品で、何度も読み返しているのだが、そういえばこの香水が特定されているのかどうか気になってネットで調べてみた。そうすると、明らかに間違った情報がかなり出てきたため、こりゃいかん!と思ったことが出発点となり書いた記事である。“香水ガチ勢”及び“村上春樹ガチ勢”として、気合を入れて書いたが、多くの人に楽しんでいただいたようで、とても嬉しく思っている。

さて、ここからは noteを1ヶ月弱やってみての気付きを書いていこうと思う。

PV数とスキ数

本来ならば、PV数はタイトルに惹かれて「読みたい」と思った人の数、スキ数は読んだ上で「この記事面白い」と思った人の数と考えるのが正しいのだろうが、私はあまりそういった印象を受けなかった。
というのも、「この記事面白い」とTwitter上で言及してくれた人の数の大小とスキ数にはかなり大きな乖離があったからだ。また、「#自己紹介」というハッシュタグをつけていると、自らのnoteアカウントに“誘導”しようとするビジネスアカウント(?)からのスキを多くもらうため、記事の内容に関わらずスキ数が水増しされる。さらに、これは推測だが、noteアカウントを持っていない人は、あまりスキを押さない傾向にあるのではないか、とも思っている。
よって、スキ数よりもPV数の方が注目すべき尺度としては適切なように感じている。スキ数は、ノイズの量が多すぎるため、記事の良し悪しの実態を適切に反映していない。PV数が必ずしも記事の良し悪しを反映しているわけではないが、どの程度拡散されているかを見るには良い指標となっており、拡散されるということは、「面白い」と思っていただいていると解釈して良いのではないか、と考えている。

リツイートの威力

PV数が伸びるにあたって、リツイートの威力には大変驚かされた。誰にもリツイートされない私の記事は、通常PV数が200程度で伸び悩むのだが、1度リツイートされるだけでPVは数10単位で伸びる。よって、リツイートされなかったPV200以下の記事群と、リツイートされたPV250以上の記事群にわかれ、間のPV200〜250という記事はほとんどない。
また、これは直感に反するかもしれないが、リツイートされることのインパクトは、リツイートをした人のフォロワー数とはあまり関係がない。第4位の「ゾーンという名の阿片」は、フォロワー数1.5万人の方にリツイートされたが、フォロワー数が100人に満たないような方のリツイートにおけるインパクトとさして変わらなかったように思う。これに関しては考察の余地があると思う。
よって、今後も記事をリツイートしてくれると、とてもとても嬉しいです…!!!どうぞよろしくお願いします!

まとめ

noteを始めた目的はいくつかあるが、一番は自分の思考の整理のためだった。日記という自己完結する形ではなく、誰かに読んでもらうブログという形式は、より細かいところまで脳内の整理が行き届くことを書きながら実感している。
そして、やはり読んでもらって、「面白かった」「勉強になった」という反応をもらえるのはとても嬉しい。中にはわざわざ誤字脱字の指摘までしてくださった方もいた(誤字脱字、最大限の注意を払っているつもりですが、もし見つけましたらご一報いただけると嬉しいです)。
いつまで毎日1記事というペースを続けるかは未定だが、もうしばらくはこのまま書き続けていこうと考えている。書くことは「ちょっと苦しい」ものの類に入る。苦しさの匙加減が大変良い塩梅だ(こちらの記事を参照)。

これからも日々、つらつらと文章を綴っていこうと思っているので、引き続き読んでいただけると大変嬉しいです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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