ユータ、お花をもらう
朝、ポップアップストアの開店準備をしていると、扉をトントンと叩く音が。
開けてみると、大きなブーケを持ったおじさんがそこに。
Parfum Satoriの大沢さとりさんからの花束だ。
そういえば、生まれて初めてお祝いの花束をもらったかもしれない。それはとても素敵な香りがした。
さとりさんとは、日本に帰るたびにお会いしている。
しっかりお話しさせてもらったのは、地引由美さんと一緒にフランスにいらした際。さとりさんの通訳をさせていただいた。去年のことだ。
素晴らしい体験だった。
さとりさんの言葉をフランス語に変換することを通して、さとりさんの哲学に少しだけ触れることができた。つまり、ただ単に日本語からフランス語への翻訳ではなく、さとりさんの一言一言に込められた魂を、私が咀嚼し、それをフランス語で伝える、ということをできたように感じている。
クリエーターの哲学が垣間見えるクリエーションが好きだ。私自身もそういうクリエーションをしたいと強く思っている。
さとりさんの作る香水からは、柔らかく美しい香りとともに、しなやかな芯のある哲学が立ちのぼる。
さとりさんとパリでお別れする際、私の手をしっかりと握って、「頑張るのよ」と言った、その目を今でもはっきりと思い出せる。
その目はことあるごとに、しっかりと私の背中を押してくれる。
私もいつか、さとりさんのように、誰かをしっかりと後押しできる、そんな存在になりたい。
今日も、いい日。
ブランドçanoma(サノマ)のインスタグラム、ぜひフォローしてください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?