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とりあえず、無事に着いたよパリ

パリ到着翌日にこの記事を書き始めた。

今回は出国前に1記事、飛行機内で2記事書き上げたので、多少の余裕がある状態だ。パリ滞在の最初の1週間が過密スケジュールなので、このアドバンテージは大きい。

とはいいつつ、このように毎日投稿を続けていると、3つ程度の記事のストックは焼石に水だ。現にもう1記事は投稿済みなので、残りは2記事。48時間程度の猶予しか私には与えられていない。

ので、書ける時に記事を書き溜めておくことが重要になってくる。今日は若干スローなので、とりあえず筆をとった次第。



上海からの飛行機がパリに着陸したのは夕方6時ちょうどだった。定刻よりも15分ほど早く到着したことになる。

ここから先、いくつかの関門がある。駐機場に向かうまで、入国審査、預け入れ荷物の受け取り、そして、渋滞である。

羽田から上海に向かう飛行機は定刻通りに着陸したものの、そこから駐機場にたどり着くまでにひどく時間がかかった。そのせいで私のトランジットはタイトなものになったのだ。パリのシャルル・ド・ゴール空港でも同様に時間がかかる可能性はある。特に乗り換えはないものの、長時間のフライトの後に引き続き飛行機に缶詰にされるのはたまったものではない。

入国審査は、入国審査そのものというよりもその列が問題だ。タイミングが悪いと長蛇の列になる。また、入国審査員がどのペースで仕事をするかもその列の解消時間に大きく関係する。ひどくのんびりとした人も多い。何せここはフランス。入国審査の快適さは彼ら彼女らの給料に関係しないのだから、合理的な働き方といってしまえばそれまでだ。

預け入れ荷物の受け取りは、私は毎度運が悪い。だいたい最後の方に出てくるのだ。大きなジェット機の乗客全員分となるとかなりの数になるので、この待ち時間はバカにならない。

仮にここまでスムーズに行っても、夕方の帰宅ラッシュの渋滞に巻き込まれる可能性は大いにある。最近のパリ市内の渋滞は目に余るものがある。空港からパリの近くまではスムーズでも、最後の最後で身動きが取れないほどの渋滞でひどく時間がかかってしまう、ということはザラなのだ。


さて、今回はどうなることやら…と思っていたが、まず駐機場にはスムーズに辿り着いた。到着から5分程度だっただろうか。

飛行機を降りてしばらく歩くと入国審査のカウンターに到着した。アメリカ、メキシコ、日本等、いくつかの国のパスポートは機械での自動入国審査が受けられるが、その日はそのレーンが閉まっていた。ただ、そもそも外国人用のレーンはガラガラで、結局ここもするりと抜けてしまった。今までで一番短時間で済んだ入国審査だったかもしれない。

預け入れ荷物の返却は18時18分ごろからと電光掲示板には出ていたが、それより少し前に始まり、なんと私のスーツケースもすぐに出てきたのだ。こんなに早かったことは今までなかった。

スーツケースふたつを引きずりながら出口へ向かうと、通関担当の職員に声をかけられた。あぁ、ここまでこんなスムーズにことが運んでいたのは、この通関で手こずることが運命付けられていたからなのね…と心の中で嘆いたが、結局「タバコは持っているか」「大量の現金は」「申告が必要な食品は」などの質問を口頭で受けただけですんなり終わった。私はてっきり荷物を開けてあれこれ説明しなければならないものだと思っていたのだが。そもそもそれならばやる意味があるのだろうか、と感じてしまうような内容だった。

タクシー乗り場に列はなく、そこにいた職員はにこやかで、さらに運転手もいい人だった。車内のラジオのボリュームはちょうどよく、運転手は特に私に話しかけてくることもなかった。少しだけ開いた窓から入ってくる外の風は心地よく、長旅で疲れた頭痛持ちの私をほんの少しだけ癒してくれた。


家に到着したのは夜7時を少し回ったところだった。着陸から1時間程度で家に着いてしまったのだ。きっと新記録だと思う。

チョコレートをひとかけら口にして、頭痛薬を飲んだ。もう長距離のフライトもトランジットも慣れっこのはずなのに、身体にはどうやらしっかりこたえているようだ。

スーツケースの片付け等は明日以降にしよう。とにかく今日は休もう。まずは身体をしっかり休めて、明日以降のハードスケジュールに備えなければ。そう思い布団に潜ったのが夜7時半。


目が覚めたのが朝6時だった。10時間もぶっ通しで寝れるのは、きっと私の才能。

朝ごはんは少し硬めのおかゆにした。疲れた身体に染み渡る。昔はおかゆが嫌いだったが、最近は好んで食べている。歳をとったせいだろうか。

たまっていたメールの返信やら作業やらに少し着手をして、家を出る準備をした。軽い頭痛は残っているが、全体的には元気だ。

10時半過ぎ、これから家を出る。扉を開けると、パリでの1ヶ月の滞在がはじまる。前半は特にハードスケジュールだが、こうやってスムーズにパリの家まで来れたのだから、きっと大丈夫。いつもパリ滞在は憂鬱なのだが、今回は楽しい日々になるはず。


いってきます。


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