ネンリントーク

命が終わる迄に
情熱が消える前に
想いが尽きぬ内に
喉が枯れる程に
俺は歌って居たい

絶望だけが自分を強くする
そう思って生きた若草は
徐々に枝を太くして
ここまで耐え
忍んで来たのだよ

嵐の様に激しい日々を
折れながら落としながら
それでもなんとか自分を強くし続け
偶に見える束の間の晴れ間を
私はそれを幸せと信じて
こうして生きている

何度も傷付くから
表皮は硬くなり
少しの日差しを巧みに栄養に変えて
幹は更に太く逞しくなった

今、貴方に届ける声があるとすれば
そんな生き様を伝えんとする歌だ

新しい所に常に飛び込む阿呆は
何時でも自分に『若輩なんだ』と言い聞かせ
馬鹿みたいにキラキラした顔で笑うであろう

常に最前線に立つから
貴方はひとりじゃない
希望はまだ彼方かも知れない
でも今必死に生きているよな
俺もいっぱい失敗したよ
貴方は如何だい？

穏やかさは、
自分の心にしか無い事を知り
今逆に貴方の声が聞きたくなった

互いの年輪を見せ合うみたいに
私は貴方と話がしたい