一国史

また私は、自分の存在を認識出来ずに
鏡越しに映るアイツは一体誰なんだろう？
これが自分の望んだものか、
これが歩みたかった自分の道か？
思考を何往復もさせて、
また無為に時間を浪費している

過ぎたモノに後悔をし、
停滞し続けるのはもう辞めたら？
頭を振りながら、
失敗と成功を重ね
胸を引っ掻きながらも、
その足は止めないで
「クソが…」と喚きながら
茨を引き裂いて、
傷だらけになったこの両足で
青空の下に立つ

死にたいで生きるを全部台無しにする位なら
死に体でも足掻いて生きた証を残す
「生き恥って知ってる？w」
黙れよ、前に進もうとする者の上げた足を
取る事より晒せる恥が他にあるのか？

もう一度見てみろよ、
確かに傷だらけかも分からないが
良い顔をしてるじゃあないか？
これは私の人生だ、
口出しは一切無用。
この天の上にも下にも、
唯独り我こそが尊い
認知も承認も得なくて良い
私の人生に於いて、
私だけが正しく、
私だけが正史なのだから