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新卒で10年勤めた鉄道会社から、ITベンチャーに転職してみた話

はじめまして!株式会社SmartHR・関西支社マーケティング担当の今西です。現在、関西エリアにおけるSmartHRの新規顧客を獲得することを目的に、主にセミナーはじめイベントの企画運営などを担当しています。2020年2月に入社をして早8ヶ月。ようやくこのタイミングで、私が転職して感じたことをまとめておきたいと思います。

私は大手の鉄道会社で約10年勤務してITベンチャーに転職という、なかなか珍しいキャリアチェンジをしました。この記事はその経験を活かし「ベンチャーで働くことに興味はありながらも、いろいろ不安があって踏み切れない」とお考えの方向けに書いてみます。

(1)自己紹介

大阪・あべので生まれ、幼少期から大学までを神奈川県で過ごし、新卒で関西の鉄道会社に就職することをきっかけに、拠点を大阪に移しました。キャリアの前半は、駅直上の複合施設の開発や運営管理を経験、特にイベントを通した集客や広報宣伝等のマーケティングに従事、後半はグループ会社に出向し、新規事業の企画推進を担当しました。現在は妻と2歳の娘と3人で大阪で暮らしています。

(2)なぜ、転職をしようと思ったのか

大手企業で約10年働くと、いよいよ脂が乗り始めたいわゆる中堅社員の仲間入り、待遇や任せられる仕事のレベルも徐々に上がってくるフェーズです。「ここからやな」とも言える中、積み上げてきたものを手放し、なぜ転職をしようと思ったのか。私は前職で働くなかで、以下のような想いを抱えるようになりました。

・社外の様々な業界、企業規模の方々と競っても負けない力を身につけたい(今のままでは全く歯が立たない)
・ジェネラリスト思考ではなく、興味関心があって得意な分野を磨き、強い武器を持ったキャリアにしたい
・先々まである程度クリアに見えているキャリアのレールを歩むのではなく、自分で考えてキャリアを築いていきたい
・ゼロからチームを作り上げ、関西を動かす大きなチャレンジを、自由と責任を持ってしてみたい

大手企業の総合職として働く方々なら、「わかるわかる」と感じてもらえるところがあったかもしれません。これらを抱く中で、私は次のキャリアを歩む場として、自ずとベンチャー企業に強い関心を持つようになっていきました。しかし、いざ転職活動をしようと思ってもなかなか重い腰が上がりません。なぜか。その理由を書き出してみると、次のような不安が常に頭をよぎっていました。

・大企業で10年も働いた人間は、そもそもベンチャーに転職はできないのではないか
・大企業での働き方に慣れた今、スタートアップのノリやスピードについていけるか
・大企業でコツコツ10年頑張ってきた今、辞めるのはもったいない
・給料が下がり、倒産リスクも今よりは大きくなるので、家族もいる中ではリスクが大きすぎるのではないか
・そもそも、妻はなんと言うだろうか(いわゆる嫁ブロック)

これらが頭をよぎっては行動できず、というのを繰り返し、気づけば10年目のキャリアを歩み始めていたのです。ただ、「やらずに諦めてこのまま突き進んでいくと、後々絶対に後悔するので、やれるだけやろう」と腹をくくり、2019年の9月頃から転職活動に臨みました。

(3)SmartHRとの出会いと決め手

詳細な理由はここでは省略しますが、私は「立ち上げフェーズで、マーケティングを深く追求でき、関西で働ける」という軸を持っていました。しかし、関西拠点の立ち上げメンバーの求人は数多くあるものの、マーケティングポジションはほとんどありませんでした。その理由は今では分かるのですが、マーケティング機能は本社(だいたいは東京)で一括して管理運営した方が効率、効果共に良いことが多いためです(この"支社におけるマーケティングの役割"については、あらためて記事を書きたいと思います)。

そんな中たまたま見つけ出したのが、以下の求人です。私がいつも転職の相談をしていた東京の親友から、「SmartHRは調べたのか?」と言われ、検索したらたまたま私が求めるものとドンピシャだったという運命的な出会いでした。

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※ この求人は、現在募集しておりません。

応募をするにあたって、まずは会社紹介資料や社員のブログなどを読み漁り、マッチングしそうかを私なりに確認していきました。今回は、「ここまでやるか」というくらい情報がオープンなことで有名な会社紹介資料を掲載しておきます。

読み漁った結果、「今の自分にとって、めっちゃいい」という結論に辿り着き、まずは面接の前に社員と会って話ができる「カジュアル面談」を申し込み、一緒に働く社員の雰囲気を掴むことにしました。私の場合、幸いにも担当してもらったのが関西支社長の大辻さんだったので、雰囲気はもちろんのこと、関西支社をどう成長させていきたいのか、などを直接聞かせてもらえたのは良かったと思います。

その後の面接では、私がやりたいこととSmartHR社が求めていることにズレが無いかを丁寧に確認しながらも、カジュアル面談と同様に面接官を通して社員の雰囲気やカルチャーを感じとることを心がけました。私の場合、面接官がマーケティンググループのリーダーである岡本さんと、COOの倉橋さんだったのですが、「こんな人たちがリーダーの企業なら、私でも問題なく馴染めそうだ」と安心したことを覚えています。

これは完全に私の固定観念で申し訳ないのですが、ITベンチャーの役員クラス=圧倒的経験と根性を持ち合わせた体育会系のイケイケな方々、というイメージがどうしても拭えませんでした。しかし、面接官で登場する弊社のリーダーたちは、物腰低く穏やかな方ばかり(でも圧倒的経験と根性は持ってる)で、私が勝手に描いていたイメージは見事に崩れ去りました笑。

こうして面接を終え、私が求めていた「立ち上げフェーズで、マーケティングを深く追求でき、関西で働ける」が実現できる環境だと確信でき、これほどワクワクする挑戦ができる機会はそう舞い降りてこないと思い、入社を決めました。

ちなみに、先に書いた不安の中の年収や嫁ブロックの結末については、文字に残しておくのもどうかと思うので、ここでのご紹介はやめておきます笑。この記事の文末でも告知しているイベント「SmartHR公開雑談Vol.4」では、赤裸々に全て話そうと思っていますので、気になる方はぜひご参加ください!

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私は「大手企業からの転職」枠で登場予定です!

(4)「大手企業出身」を不安要素にしすぎていた

SmartHRに入社して8ヶ月を過ごした今だからこそ言える気づきがあります。それは、「大手企業出身だから〜」ということは、ITベンチャーで働けないことの直接的な理由には全くならないということです。大事なことは、働くことに対する思考・姿勢がベンチャーにフィットするか、というシンプルな話だと思います。例をあげてみますが、以下に書いた特徴は「こういう人はベンチャーは向いていないかも」と個人的に私が思うものです(カッコ内は裏返しで、「ベンチャーに向いていそう」になります。)

・経営層や上司の指示に対してならば、きちんと言われたことを遂行する
(⇄やるべきことを自ら考えて、関係者を巻き込んで先導する)
・自らの役割だけに集中し、他チームの仕事は他に任せる
(⇄担当者が不明な"落ちているボール"を、積極的に拾う)
・同じ職場環境や企業戦略のもとで、長く働きたい
(⇄働く仲間や戦略などの目まぐるしい変化を受け入れて楽しめる)
・過去のやり方や決まった制度の中で、じっくりと考えて慎重に進める働き方をしたい
(⇄「まずはやってみる」で走り出し、調整しながら最適なやり方を見つけ、自ら仕組みを作り上げていく)

大企業で働くと、上記のような働き方が身につきやすいと言われがちですし、実際に私も目にする機会は多かったようには思います。ただこれは正解は存在せず、時には私があげた思考の方がフィットしている、企業に求められているという文脈があります。私は、働く環境に思考を無理やりフィットさせにいくのではなく、自分が持つ価値観や働き方にマッチするところを選択することが大切だと思います。合わないかも?と思うところで自分らしさを押し殺して働いてると、いつか必ずボロが出て企業にとっても自身にとっても辛いだろうし、そもそも全く楽しくないですよね。

今振り返ると、私は前職の中では異端児だったなと思います。それを物語る具体的なエピソードはここでは割愛しますが、少しでも共感するところがあった方は、ぜひベンチャーで働くというキャリアも考えてみてほしいです。「私は大手企業一筋でやってきたから」という理由だけで、ベンチャーへの転職の選択肢を閉ざすのは本当にもったいない!

(5)一緒に働く仲間を、探しています

そんなこんなで私が今働いているSmartHR関西支社では、一緒に働くメンバーを大募集しています、急募です。このnoteを読んで、少しでもウズウズした方は、ぜひキャリアステップの一選択肢に「SmartHR関西支社」を入れてもらいたいです!まずはカジュアル面談で話を聞いてみる、というのももちろんウェルカムです。

そして改めましてお知らせですが、SmartHR関西支社のリアルを知ってもらう機会として、オンライン配信の公開雑談会を実施することになりました!ここでは、関西支社のメンバー数名と代表の宮田さんで、「SmartHR関西支社で働くこと」をクリアにイメージしてもらえるようなテーマで、ざっくばらんにお話をします。参加者側は顔が出ないし、何か急に話を振られることもないので、気軽に「SmartHR関西支社ってどんなもんなんだろう」と覗きにきてもらえたらと思います!!(宮田さんの社長と思えない物腰の低さも、要チェックです笑)

今回は「大手企業からベンチャーに転職してみて」というテーマで、遅ればせながらの入社エントリーを書いてみました。今後は私が日々取り組んでいるマーケティングの話も発信したいと思っていますので、ご興味ある方はぜひ次回もチェックしてもらえると嬉しいです!

最後に、関西支社の(ほぼ)集合写真を貼っておきます。こんな仲間と毎日働いています!

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※ 私は写っていません😭


【おまけ】
※ 現在募集しているポジションの一部をご紹介します。もっと詳しく知りたい方は、弊社採用ページをご覧ください!We are Hiring!!



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