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記憶の性質に適した学習方法について

こんにちは。
ITパスポート試験の問題が全く理解できなくて外国語のように思えた所から問題が理解でき合格基準まで到達することができました。このときの学習方法について、共有したいと思います。

「記憶の性質に適した学習方法」
私が直面した問題とは、試験問題よりももっと手前の言葉を知らないという問題でした。そのため、先ずは、言葉を覚える・記憶するところから学習をしなければなりませんでした。そして、「記憶する」ことを学習することが、先ずやる学習でした。

「記憶」とは、「神経回路のダイナミクスをアルゴリズムとして、シナプスの重みの空間に、外界の時空間情報を写し取ることによって内部表現が獲得されることである」と脳科学では定義されるそうです。わかりやすく言うと、記憶の正体は、「新たな神経回路の形成」ということだそうです。

また一方で、「記憶する」場所は、脳です。この脳の性質として、記憶することに関してとりわけ重要なことは、脳は、できるだけ早く多くのことを忘れるように設計されているということです。

このため、私は、記憶するとは、「新たな神経回路の形成」と「忘れることを前提にした記憶作り(復習)」をすることという整理をしました。このことを基にして、私は、ITパスポートの試験対策では「言葉に慣れること」を最重要視して、言葉を見る・忘れた頃にその言葉を見るということを意識してやり、記憶するということを観察しながら対策をしていました。忘れても気にせず、記憶し直すために見るということを繰り返していたというのが実際にやっていたことです。

「記憶の性質に適した学習方法」については、詳しくは、「最新脳研究が教える16歳からの勉強法 池谷裕二著」に記載されていますので、ご興味・ご関心を持たれましたら、ご参考にされてください。

記憶することを学習することは、人間の活動の全てに脳が関わっている以上、人間の活動範囲全てに応用できるものと思いますので、とても有益なことかと思います。

「…脳は、できるだけ早く多くのことを忘れるように設計されているのですから。つまり、成績が良い人とは、忘れても忘れてもめげずに、海馬に繰り返し繰り返し情報を送り続けている努力家にほかならないのです。」これは私にとって大きな学びでした。

ここまでお付き合い頂きまして、有難うございました。
引き続き、宜しくお願いいたします。

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