マガジンのカバー画像

専門的な東洋医学

7
鍼灸師さんや治療家向けの情報になっています! さぁ読めるかなぁ(ワクワク☺️)
運営しているクリエイター

#役割

六腑の現代医学的解釈

「胆(たん)」の概念

東洋医学では、胆は五臓六腑の一つで、決断力や勇気に関連する精神的な側面を持つと考えられています。また、胆汁を貯蔵し、体内のエネルギー(気)の流れを助ける役割も担っているとされています。

一方、現代医学において「胆」は主に胆嚢と関連しています。胆嚢は肝臓から分泌される胆汁を貯蔵し、消化の際に小腸に放出して脂肪の消化を助ける役割を果たしています。胆汁自体は脂肪の乳化と消化酵素

もっとみる

五臓の現代的解釈

東洋医学における「肝(かん)」の働き

現代医学の「肝臓」と完全に一致するわけではありません。東洋医学での肝は、血液の貯蔵や流れの調整、感情の調整、全身のエネルギーの流れ(気)の管理など、幅広い機能を持つとされています。これを現代医学の視点で考えると、いくつかの異なる生理機能や臓器と関連付けることができます。

1. **肝臓の解毒と代謝**: 東洋医学の肝は、血液を貯蔵し、全身のエネルギーをスム

もっとみる