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リモートワークでもチームの心理的安全性を保つために必要な〇〇ができる場所
こんにちは。小阪(@yuta3594)です。
外出自粛のGWが始まりますね。
新型コロナが流行しはじめてからリモートワークをしている方が増えていると思いますので、新型コロナが流行する前からリモートでチームビルディングをしていたので、その体験をシェアできたらと思います。
前提:私の働く環境
2018年9月までは社内で専任のUXリサーチャーをしていたので、スクラムチームに所属せずに、その時々に応じて色々なチームのメンバーと仕事をしていました。
10月からプロダクトオーナーに転向し、自分もスクラムチームに所属することになりました。当時のチームメンバーはこんな感じ。
・エンジニア(業務委託)
・エンジニア(業務委託)
・QA(業務委託)
・デザイナー(社員)
・デザイナー(業務委託)
・プロダクトオーナー(私・社員)
合計6名
実はチームで仕事をするのは初めての経験で、しかもスクラムマスター不在なので私が中心となってチームビルディングをする必要がありました。
チームビルディングのために出社しなきゃ?
会社にはフルフレックスフルリモート制度があり、何時にどこで働いてもOKな環境です。
QA以外の5名はリモートワークが好きで、できれば毎日リモートワークしたいと思っているタイプ。また業務委託メンバーが中心なので社員よりは一体感が生まれづらいという点もあり、マネージャーからはチームビルディング面で心配されていました。
期の初めに
「最初の頃は全員出社したほうがいいよね?」
「席を確保しなきゃねー」
と、声をかけられました。
これを聞いたときに「出社を強要したらモチベーションを大きく毀損してしまう。」という危機感を覚えました。(私もできるだけ出社したくないのでw)
と同時に「出社して顔を合わせないとチームビルディングはできないのか?」という問いと、「出社した場合のメリットをリモートでも補えれば、リモートでも問題なくチームビルディングできるのでは?」という仮説が生まれました。
チームとして仕事をする上で大切な心理的安全性
いくつか要素はあるのですが、このnoteでは「心理的安全性」を取り上げたいと思います。
心理的安全性とは、従業員が安心して、自分の考えを自由に発言したり行動に移したりできる状態を指します。米グーグル社が、「心理的安全性は成功するチームの構築に最も重要なものである」と発表したことで今非常に注目されています。
(引用:心理的安全性)
Googleの研究でも発表されていますが、実体験としても会社で仕事をする上で心理的安全性は重要だと考えています。
そのため、リモートワークでチームビルディングをしていく上で、心理的安全性を築けるかを最も重要な指標として考えました。
リモートワークでは雑談が生まれない
新しいチームでゼロから信頼構築をしていく場合、「お互いのことを知らない」という状態からのスタートです。
お互いのことを知らないという状況は、心理的安全性が低い環境を生んでしまいます。
出社していれば、すれ違った時やお昼休みなどで自然と雑談が生まれます。この雑談を通してお互いのことを知ることができます。しかし、リモートワークではメッセージにしろ通話にしろ、能動的にアクションをしなければならずハードルが高いです。
雑談のハードルが高いと、お互いのことを知る機会が減ってしまい、心理的安全性をつくることができません。
そのため、リモートでも雑談をしやすい環境を意図的につくることでチームビルディングをしてみようと考えました。
雑談できる場所や時間を意図的につくる
具体的にやったことは3つです。
・Slackで雑談専用チャネルをつくる
・デイリースクラムに雑談の時間をつくる
・すべてのMTGでZoomを使う
①Slackで雑談専用チャネルをつくる
まず初めに、Slackでチームの雑談専用チャネルをつくりました。
このチャネルでは、本当にどうでもいい話をします。
仕事の話をしてはいけません。
あえて雑談専用の場所をつくることで、気兼ねなく雑談ができるようになります。
Slackにはrandomという雑談チャネルが自動で作られると思いますが、これとは別にチームごとに作ることが大切です。内輪感を生み出すことでチームの共通の話題がどんどん増えていきます。
共通の話題が多い人は、心理的安全性高いですよね。(地元の友達とか)
こちらはある日の雑談↓
②デイリースクラムに雑談の時間をつくる
デイリースクラムや朝会をやっている会社さんは多いと思います。
私達も毎朝15分・ビデオ通話をつないで実施していました。
毎日必ず顔を合わせるタイミングですので、ここで少し雑談を挟みます。
15分の朝会の中で、前半で真面目なタスク共有や相談事項を終わらせて、後半で雑談をします。
雑談のネタは毎日botがランダムで提案してくれるように設定していたので、話題に困ることはありませんでした。
雑談チャネルだけではやっぱり物足りず、口と耳を使ってしゃべる時間も大切です。
5分程度の時間しかないですが、長すぎず短すぎず、意外といい感じになります。
③すべてのMTGでZoomを使う
最後は正直雑談には関係ないですが、心理的安全性を保つという意味で重要だったので、一応記載します。
今となっては有名になったので皆さん使ってそうですが。
会社ではGoogle Hangout Meetが一般的に使われていたのですが、これでは別画面を移した際に相手の顔が見えなくなってしまうため、
別画面を開いてもワイプで相手の顔が見えるZoomに切り替えました。
常にチームメンバーの顔を見ながら話ができるため、出社した際と同じような環境をつくることができました。
半年後に振り返ってみて
2020年3月の終わりに、チームで半年間の振り返りをしました。
その際に、
「リモート主体ですが、コミュニケーションがよく取れた良いチームだったと思います。」
「雑談チャネルでいつでも他愛もない話ができる環境は良かった!」
という意見が出てきて、みんな共感してました。
全員がリモートワークで別々の場所で稼働していても、チームビルディングは問題なくできていたのかなと思います。
まとめ
新型コロナの影響で多くの企業がリモートワークを経験したことで、この先多くの企業でリモートワークが当たり前になっていくと思います。
まだまだ工夫できることは山のようにあると思いますのでリモートワークでいかに生産性を上げていくかは今後も考え続けていきたいです。
以上です!
頑張ってnoteを書く頻度上げていきたいと思っていますので、
noteとTwitterのフォローよろしくお願いいたします。
良いGWを〜