プロフェッショナルを感じた
今見てもらっている、トレーナーさんは8年間J1チームのトレーナーをやられていて、現在も女子プロサッカーリーグのトレーナーとして、また僕のような所属外の選手、患者さんも見ておられます。
週1回、ここで治療から、トレーニングまでを見てもらい、手術で機能が低下していた足をだいぶ回復することができました。
Jリーグの選手は、この質の高いトレーニング、治療を毎日受けることができると思うと、とても素晴らしい環境だなとつくづく思いました。
質の高い、というのは具体的には、怪我から復帰への考え方です。
今回、トレーナーさんとのトレーニングで気がついたことは
まず目標、目的を最初に設定します。
いつまでにどういう状況で復帰するのか、
そしてそこに辿り着くために、必要なトレーニングを選んで行く、
僕の場合、早期復帰を目標です。
目標の早期復帰のためにはなにが必要かを、トレーニングに組み込みます。
患部の完治はもちろん必要、プラス今の足の状況を体に覚えさせ、今の足でできる動きを習得すること、そして、周りの筋肉を鍛えて患部を庇うことで生まれる動きのゆがみもカバーする筋力が必要でした。
自分だけでやっていたら、ただとにかくトレーニングをしていたと思いますので、こういい新しい考え方はとても勉強になりました。
またものすごくトレーニングや体の仕組みについて研究をされていて、経験や自分で実験をして、自分流考えを作り出すのはとても興味深かったです。
間違いなくカンボジアでは受けれない質の高いトレーニングでした。
カンボジアでは、まだ知識のない人が教える立場にいるのが現状です。チームのフィジカルトレーニングでも、目標があって、そのために組み立てられたメニュー、ではなく
なんとなくトレーニングっぽいことをする
要はそれっぽいことをやっている、という感じな気がします。
これは当然、単純に知識量の違いから来ているのだと思いますが、この差はとても大きい。
お世話になっているトレーナーさんから、プロフェッショナルを感じたリハビリ期間でした。
菊地佑太
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