【おうち時間×エイプ】試走のつもりが…
今日は日中半袖でも過ごせるような陽気らしい。
仕事に行く準備をしながら奥さまがそんな事を言っていた。
うーん、今日も暑いのか…。
メインジェットの65番を買ってもう3ヶ月ほど経ってしまった。
吸気系を弄ったエイプくんはなかなかキャブのセッティングが落ち着かなくて最終的にこれなのか?と購入した65番が届いた頃夏が始まってしまった。
涼しくなったらキャブ外すかーなんて悠長な事言っているうちにもう10月だ。
だのに昼間はまだ夏の陽気。
過ごしやすくなったとはいえまだあまり無理はしたくない。
思うところあってキャブをバラす前に試してみたい事があった。
ちなみにぼくは整備士界隈専門でもないし、中免も持ってないし、二輪系方面にうるさいわけでもない。
なんやかんやで人生の苦楽を共にしてきたエイプくんにいつかまた乗ろうと寝かせる事6年。
燃料も入れっぱなしだったし、キックは動かないしであれやこれやググっては試し、やっとエンジンがかかり、ナンバー再交付でやっと外を走れるまでにした。
いろいろググってるうちに、パーツ交換する前にできるエイプのカスタム方法みたいなものに遭遇し、とりあえず吸気をよくするだけでエイプの潜在能力はかなり解放されるというので試した結果、キャブセッティングで足踏みさせられていたのだ。
エイプは吸気を制限する事でかなり潜在能力を抑え込まれているらしい。
吸気を良くする事自体はそれほど難しくはなく、要は間口を広げればたくさん吸気できるわけで狭いところを広げるだけだった。
取り込む空気が多くなるということは燃やす燃料も多くなくてはならない。
その量の調整をしてるのがメインジェットとかだったりするが、回転数もわからないし、アイドリングとのバランスだったり、昨日は調子なかったのに今日はチョークを開けてもエンジンがかからないなど素人さんにはなかなかハードルの高い分野だと痛感する。
そんなこんなで試行錯誤を繰り返すうちにメインジェット65番ということになったのだが(今は70番が付いてる)エアクリーナーのボックスに穴開けてもっと空気取り込んだら70番でも行けんじゃね?とおもいバスバス穴を開けてみたところ諸々いろいろ落ち着いた。
なんでかはわからないけれど。
そしてやたらうるさくなった。
アクセルを開けるたびにボーーーっていうようになった。
マフラーがうるさいのではなくてエアクリボックスがうるさいのが残念だった。
でも、なんでかわからないけれど以前普通に動いていた頃のように普通に走るようになった。
アイドリングが高すぎることもなく、信号待ちでエンストもしないし、前よりも力強い感じもする。
うるさいけど。
で、試走の話になるわけだけれど、お昼過ぎの藤岡市、天気予報の通り半袖でも暑い。
その辺ぷらっと走ってこようとかなり軽装で出発したものの、坂道を試してみたくなった。
エイプは登り坂に弱い。
その昔友人たちのツーリングにエイプでついて行って、峠を登れず悔しい思いをした。
見せてもらおうじゃないか。
吸気を弄ったエイプのチカラを。
半袖チノパンのまま、市街地から山へ。
お、なかなかいい感じじゃないか。
長い登り坂でもなかなかへたらないぞ。
なんて調子づいてるうちに寒くなってきた。
時々すれ違うバイカーさんたちはおもっただろう。
「この時期山ん中半袖とかバカだろ」と。
けど、来た道は戻れねー。
負けた気がするし。
寒さに耐えながら登り続け折り返す理由を探す。
藤岡市街から富岡神流線を登り続け、甘楽に降る道まで来て帰路を決意した。
というかやっときっかけがみつかった。
その後は降りに降って旧245号を藤岡方面へ。
下界は暖かい。
すったもんだで1時間半。
無事自宅へ到着。
次回からはちゃんと計画と準備をしてから出発すると固く心に誓ったのでした。
サムネ
甘楽町に降りてく途中の景色がよかったところ。