書評からの〜【考察】子供に勉強させる手っとり早い方法
ジャンル:家族 – 子育て
またしても、以前インスタに投稿(非公開)していた本の要約シリーズの再掲+追記となります。
今回は、
『3男1女東大理III合格! 教えて!佐藤ママ 18歳までに親がやるべきこと』
佐藤 亮子 著
著者の佐藤亮子さんは、本のタイトルにある通り、3男1女の子供4人全員を東大理IIIに合格させたと話題のお母さんです。
東大理III(東京大学理科III類)といえば、東大医学部のようなところで、東大の中でもさらにトップクラスの天才がいくところというのは文系で大学受験をしていない私でも知っています。
でも正直、どれくらいすごいかわからないです。
私は中学からエスカレーター式NO受験で大学に行ったので、大学受験の仕組みがそもそもわかっていません(笑)
センター試験とは?どれくらいの難易度なのか?何点くらい取るものなのか?絶対にいるのか?どう影響するのか?
困った。
そもそも、大学のランクがイマイチわかっていないのです(笑)
特に地名がついた大学がまぎらわしくて。
さすがに、東京大学、京都大学、大阪大学、神戸大学などはわかります。
では、千葉大学、和歌山大学、名古屋大学は?
どの程度のものなのか、わかりません。
さらにその地方をまとめた名前の大学は?
九州大学、信州大学、東北大学は?
まぎらわしいです。
さらに、この国をまとめた名前の「日本大学」がいろんな問題ありの私学??
どういうこと?(笑)
夫はそのへん、地元の公立高校から大学受験組で詳しいのでよく聞いています。
まあ今は、大学入学共通テストになっていますしね。
子供が高校生になる頃にはどうなっているかわからないので、そんなの知ってなくてもその都度調べたらいいんだ!
ただ、初めて会った人が地方の知らない地名大学だった場合、実はすごいのに全然その反応ができなくて失礼なやつだと思われないかは気にしています。
本の話に戻りますと、佐藤ママの本はちょくちょく読んでいます。
図書館で予約してもなかなか順番がこないので、くる頃にはだいたい予約したことも忘れています。
この本では
というのが印象的でした。
小さい頃から勉強の習慣をつけることについては、前の投稿にも出てきました。
これ↓
そうですよね。
0歳から18歳ほど、成長が著しく、過ごし方によって人生を左右する時期はないでしょう。
20歳から38歳(今の私)も18年間、80歳から98歳も18年間。
同じ18年間なのに、同じ時の流れとは思えないわ。
時間って使い方が大事ですね!
ということで、佐藤ママの本の中では、この本が一番よかったと思います。
『東大理三に3男1女を合格させた母親が教える 東大に入るお金と時間の使い方』
佐藤 亮子 著
改めていうけど別に子供を東大に入れたいわけではありません(笑)
でも子育てにおいて、お金や時間には限りがあるのでどうやりくりするかは重要だと思います。
自分が佐藤ママと同じことができるとは思えないし、同じことをしたとてうちの子が同じように育つとは思えないけど、やりくりのヒントがあればと読みました。
お金は人によっては限りがないこともあるでしょうが、時間は誰しも限りがあります。
そして妊娠したら10ヶ月後くらいには生まれてきて、6歳には小学校に行き、12歳には中学校に行き、18歳には行く末を見据えた進路決定をしなければいけないことは予めわかっていることです。
であれば、先取りで準備しておけば有利になるはず!
自分のことなら当日の朝でいいやってなってるけど、子供は自分ではできないし親が把握しているだけでだいぶ楽になると思われます。
佐藤ママの話で印象に残っているのは、第一子妊娠中に小学校の教科書を本屋さんで取り寄せて買ってどんなことやるのか調べといたとかいう話。
子供が生まれてからだと忙しくなるから、生まれる前に見といて小学校入学までにどんな力をつけておけばいいか考えていたらしいです。
世の中にはいろんなことに凝り性な人がいるんですね。
佐藤ママはただの厳しい教育ママではなく、自分でもいってたけど「子育て職人」だから読んでいておもしろいです。
佐藤ママの話はしばしばYahoo!ニュースに出てくることがあって、ヤフコメでは「いいかげん子供をネタにした出しゃばりやめろ」みたいなこと書いてあったりするのですが、たぶん佐藤ママの本を読んでいないコンプレックスの塊さんにはそう感じるかもしれないけど、本を読む限りそんな感じではありません。
おそらく自分から出しゃばっているのではなく、この功績に目をつけた教育・学習塾業界がもてはやしているのが大きいのであって、佐藤ママ自身は自分の経験が役に立つのであればという感じで活動しているのだと思います。
自慢したくて言いふらしているような小さくて頭の悪い人ではないと思います(笑)
だって大学合格は子供の努力の結果だとはいえ、読めば読むほどこのお母さんがやっていることは常人のできることではないからです。
幼少期には毎日翌日に読む絵本を準備したり、子供が受験期には学校や塾の送り迎えやお弁当作ったりで、自分の睡眠時間2〜3時間で子供の準備をしていたらしいです。
お母さんがそれだけやってくれたら子供もやるでしょう。
私の母は佐藤ママと同じく専業主婦だったけど、自分の習い事やらでのほほんと気楽に過ごしていました。
子供ながらに「お母さんって勉強したりテストがなくていいなあ〜」って思っていた記憶があります。
普通、そう思いますよね(笑)
「お母さんも昔はちゃんと勉強してたよ」と言われたとしても、子供はそんなこと想像できないですし、そういう生活しているお母さんに「勉強しなさい」と言われても誰がします?
「親の背中を見て子は育つ」といいますが、私は自分の体験談から子供に勉強して欲しかったら親が勉強している姿を見せるのが早いのではないかと思いました。
これに近いことが、私の好きな鴻上尚史さんの『ほがらか人生相談』でも書いてありました。
親が勉強の傍観者であってはいけないのでしょう。
うちの母は本をたくさん読んでいたので、子供ながらに「おもしろいのかな。読んだ方がいいのかな」と思い、自分もよく本を読むようになりました。
おそらく子供の考えってそんなもんです。
なので、私は子供が受験を視野に入れ始めた頃に、自分が大学院に行こうかなと考えています。
ママが毎日必死で研究して論文書いたりしてたら、「勉強した方がいいのかな」って思ってくれないかな(笑)
何を専攻するかもまだ決めていないけど、たぶん大学院は社会人枠だとどこかに入れるし、そのときの状況や行って得られるものを考慮して、お金と相談して考えます。
大人になってから大学や大学院に行くのはいいことだと思いますが、この歳になってから行く場合はインプットだけではなくてアウトプットできるように、仕事で活かせることにしない(お金になることにしないと)とコスパが悪いかなと思うので。
仕事をしている姿を見せることもいいことだと思いますけどね!
娘たち、
とりあえずママも勉強しますね(笑)