SNSやTVがなくなっても、きっとラジオは無くならない
ラジオが、好きだ。
でも、忘れてた。
ラジオが、あのときの僕を幸せにしてくれた。
中学という多感な時期を、両親と同じリビングで過ごすほど、人間ができていなかった。
食事を終えれば、すぐに自分の部屋に引きこもっていた。
中学生の僕は、
平日の10時から11時半は、自分の部屋でラジオを聞いていた。
『やまだひさしのラジアンリミテッド』
外国人のナレーションからはじまるその番組は、瞬く間に、僕をラジオ厨への道を走らせた。
モーニング娘のモーニングライダー
the brilliant greenのブリグリ
鉄拳クイズ
フライングラルクアタック
嵐音
やまちゃんのエコへの取り組みや、メジャーデビューする前の大塚愛ちゃんとか、魅力的なコーナーがたくさんあって、僕は、東海圏でオンエアされなくなるまで、聞き続けた。
修学旅行で、品川プリンスホテルに泊まったとき、ホテルの部屋のラジオから聞こえてきた、やまちゃんの声に、感動を覚えた。全国どこでも聞ける。ラジオはすごい。
ちなみに、修学旅行で、半蔵門に行きたかったのだが、同級生からは、反対され行けなかったことが、悔しかったのを、今でも覚えてる。
『東京ぜろさんごにーさんななはちはちれいれい』
『東京ぜろさんごにーさんなないちはちれいれい』
毎日伝えられる電話番号と、ファックス番号は、今でもさらで言える。
みみばしるよ、みみばしる。
受信者から発信者へ。
『みみばしる』を観劇して、
テレビやネットは、無くなっても、きっとラジオだけは、無くならないだろう。そんな確信さえ生まれた。
僕は、SNSが好きで、演劇が好きで、そして、ラジオが好きだ。
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