#27 シダネルとマルタン展
昨日、SOMPO美術館で開催されている「シダネルとマルタン展」へ行ってきました。
シダネルとマルタンは「最後の印象派」ともいわれ、19世紀末から20世紀初頭のフランスで活躍した画家です。深い親交のあった彼らの二人展は国内初だそうですよ。
(個人的)絵の印象
シダネル … 薄暗いが、穏やかであたたかい。やわらかい。
マルタン … 色鮮やかでパキッとしている。
実際に鑑賞すると、個人的にはシダネルが好みでした。
やわらかいタッチで、あたたかい。
霞がかった雰囲気もまた幻想的でした。
二人展だと2人の絵を比較することができるので、特徴をとらえやすくて面白いですね。
気に入った作品
シダネル《ベルク、孤児たちの散策》
展示順で2番目、シダネルの作品としては最初に展示されている油彩なのですが、これが一番のお気に入りでした。
輪郭がぼやけるやわらかいタッチ、そして効果的な陰影で、立体的に、リアルに見えるんですよね。
遠くから見たり近くで見たり。面白かった。
シダネル《輪舞》
薄暗い光の中、女性が輪になって踊っている姿を描いた作品。
やわらかいタッチで描かれたスカートが本当にふわふわ。
すごく幻想的な雰囲気なんですよね~。夢の中のような。
これもぜひ見てほしい。
GWはSOMPO美術館に!
めちゃくちゃいい展示でした。二周しちゃったもん。
そして空いてた。笑
GWの土曜日夕方に行って、ゴッホ《ひまわり》すらも独り占めできましたからね。
東京のど真ん中で、これ以上の穴場スポットがあるでしょうか?
新宿御苑→SOMPO美術館みたいな感じで、デジタルデトックスの一日を過ごすのもいいかもなあ。
それでは!