宝島のたからもの 〜100人の島の介護難民〜

鹿児島県の宝島では、介護施設がなく、ただ保険料を払い続けるだけ。12年前宝島に帰ってきたある夫婦では、夫に認知症の症状が現れたが、介護施設のない宝島では、在宅介護の負担が家族にのしかかる。2000年に始まった介護保険制度だが、10年立つ今も宝島では介護の拠点がなくサービスを受けられずにいた。十島村役場の久保源一郎課長も「まだ答えが見えていない」と話していた。宝島診療所はあるが、看護師しかいない。そんな宝島の助っ人、「小規模多機能ホーム たから」がスタートし、米倉優介さんは宝島の人を支えるため派遣されてきた。米倉優介さんは敷根さん夫婦の所に毎日訪ねた。ちさ子さんは、京都の娘に世話になることも考え始めていた。

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