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私の推したい会社「株式会社サイゼリヤ」

はじめまして。2025年現在、某理系単科大学に在籍している大学生のYusukeと申します。本記事では、Money for Good【SMBC日興証券】協賛の「私の推したい会社」を扱いたいと思います。


日本経済は長年にわたりデフレ状態にあった。物価が上がらず、給与も横ばい。この停滞した状況は”失われた20年”とも言われ、Japan as Number Oneと言われていた頃の日本は姿を消した。

さらに追い打ちをかけるように、2020年頃からパンデミックが発生した。感染拡大を防ぐための自粛が経済活動を抑制し、日本経済は一層冷え込む結果となった。(“密です”はもはやmemeである)

しかし、それから日本はデフレを脱却しインフレの局面へと突入した。経済の活発化を感じる一方で、生活費の上昇という新たな負担が人々の暮らしに重くのしかかっている。

このインフレの背景には、国際情勢も深く関係している。日本はエネルギーや食料の多くを輸入に頼る国であり、近年の円安やウクライナ戦争の影響を大きく受けている。これにより輸入コストが急騰し、一次産業から三次産業に至るまで、さまざまな分野で価格転嫁が進んでいる。

実際に、僕たちの生活の中でもその影響を強く感じる。スーパーマーケットでは食料品の価格が上昇し、エネルギー料金も高騰している。外食費の値上げも進み、家計への圧迫感が日に日に増している。(キャベツひと玉1,000円は流石に笑えない)

しかし、依然とし変わらぬクオリティーとプライスでお客さんにサービスを提供している企業がある。

株式会社サイゼリヤ

である

サイゼリヤといえば、リーズナブルにイタリア風料理が楽しめる飲食チェーンである。その中でも特に「ミラノ風ドリア」は、300円という驚きの価格ながら絶品の味を提供しており、多くのファンを持つ一品である。
僕自身、サイゼリヤを訪れる際は決まって「ミラノ風ドリア」と「小エビのサラダ」を注文するのが恒例だ。

ミラノ風ドリアと小エビのサラダ

1980年代には480円だった「ミラノ風ドリア」が、1999年には290円に値下げされ、2025年現在も300円という手頃な価格で提供されていることは驚くべき事実である。このような価格設定を維持している企業努力には感嘆せざるを得ない。
特に昨今の物価高騰や多くの飲食店が値上げを余儀なくされる中、サイゼリヤの主力商品が依然としてリーズナブルで高品質である点は特筆に値する。

もちろん、サイゼリヤも時代の変化に伴い、さまざまな調整を行っている。株主優待の廃止や無料で提供されていた粉チーズがなくなったことは少なからずショックであった。しかし、それらを差し引いても、主力商品の価格と品質を維持している点で、サイゼリヤは他の飲食チェーンと一線を画しているように感じる。

新商品 シナモンフォッカチオ

この低価格を実現するためには、人件費やその他のコストを削減しているのではないかという懸念を抱く人もいるかもしれない。私自身、企業の内部事情を知る立場にはないが、ニュース記事などで「インフレに対応し、従業員の給与に反映させている」という報道を目にするたび、一定の安心感を覚える。なぜなら、コスト削減と従業員への配慮を両立させる努力が垣間見えるからである。

新商品として生まれ変わった、シナモンフォッカチオは以前はカットされた状態で提供されていたが、今は写真のように自分でカットするようになっている。
おそらく、”カット”という生産工程を省き、浮いた分を主力商品のコスパ維持に反映させているのだろう。
コスト削減だけではなく、美味しさが増しているのが興味深い。

ネガティブフレーズにおいて、”デートでサイゼリヤはない”という言葉以外を僕は聞いたことがない。(きっと彼女らの行きつけはサイゼリヤである)

常に”サイゼ”は進化し続け、今日もお客さんを笑顔にさせる。
”サイゼ”とはもはや僕にとってインフラである。


#推したい会社

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