若い志に過去と未来をみる #変化を常に#まなびの人生設計図
先日、起業からお手伝いをしている株式会社きく結びのはじめての決算、取締役会&株主総会があった。ひとつひとつ積み上げてきたものを1年でひとまず区切って振り返る会だ。
事業については、公式ホームページや、つくラッセルNews2021年12月号に掲載した記事を以下紹介する。
ある日、旭地区に孫ターンしてきた若い2人が看護分野で新しく事業を立ち上げたいと訪れてくれた。応援しないわけがない。
小さくはないが強い支配権をもたないように出資をして設立株主になり、取締役兼顧問という黒子的な役割もつくってもらった。ぐいぐい進んでいく2人だったので、あまり気にせずサポートができた。彼女たちがやりたいことをどう実現できるか、注力ポイントはそこしかない。
この間、理想と現実のギャップ、はじめて向き合うお金、細かな総務経理から現場の苦労、家庭との両立、さまざまな苦労を重ねてきて、ひとつの階段を上った様子に、同じ地域の仲間として心強く思う。
株式会社M-easyは20期目の年度を歩んでいる。21歳の春、たくさんの大人たちに支援してもらい私たちは起業している。色々、吹っ飛ばして、当時のことを振り返ると、なーんもわかったないし、なーんもできていなかったなぁと思う。たくさんの不義理を積み上げ、信頼を踏み倒し、あきれられ、申し訳なかったなと思う。そのせいでたくさんの別れもあり、さまざまなものがそぎ落とされた。1000万円の資本金は、一時マイナス1000万円の繰越損益をこえた。差額は2000万円だ。
資本に関しては当初からの出資者は、私と嫁さんとあと一人のみ。かすみを食べながら残りをすべて買い取った後、数年前にあらたな株主を迎え資本体制は整えた。累積赤字ももうほとんどない。
人の縁からはじまった物語の最後にこつんと残ったものも人の縁だった。
当時、厳しさと優しさをもって指導をしてくれた師は、関係を解消したため、もう近くにはいないい。しかし、さまざまな局面での戦略戦術を叩きこんでくれたおかげで、彼ならどう考えるだろうと、いつも参考にさせてもらっている。
恩は返すのではなく次へ送っていくもの。
支援のありかたは、酸いも甘いも経験してきた。
若い志が未来をつくる。まだまだ退場する年ではないが、次世代を育てる、次世代から学ぶことはまだまだたくさんある。ありがたい。
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