大リーグの2021年のシーズンについて思ういくつかのこと

2021年の大リーグは、米国内における新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて公式戦の試合数の取り扱いも流動的となっています。

その一方で、今年はアメリカン・リーグが1901年1月28日に発足してから創立120周年の節目の年であるとともに、大リーグ機構が2020年に行ったマイナー・リーグの再編により、マイナー・リーグそのもののあり方が変化を迎える年でもあります。

とりわけ、独立リーグの3球団が大リーグ球団の傘下となってマイナー・リーグに参加したことは、大きな変化と言えるでしょう。

マイナー・リーグを代表する球団の一つであり、同じミネソタ州に本拠を置くミネソタ・ツインズの成績が振るわなかった1990年代半ばから2000年にかけて「ツインズより観客数が多い」と言われたこともあるセントポール・セインツがツインズの傘下に入り、AAA級となったことは、実に感慨深いものです。

確かに、今回の大リーグ機構によるマイナー・リーグの再編はマイナー・リーグ側にとって断ることのできない措置でした[1]。

それでも、ツインズの本拠地ターゲット・フィールドとセインツのCHSフィールドは自動車で20分程度の距離であることなどを考えれば、今回の提携が両球団にどのような効果を与えるか、注目されるところです。

[1]Paul Trap, Trap Toon. Baseball America, 2101: 7 2021.

<Executive Summary>
Miscellaneous Impressions for the MLB 2021 Season (Yusuke Suzumura)

The Major League Baseball 2021 Season is expected to start in April 2021. In this occasion I express my miscellaneous impressions for the season focusing on the reformation of the Minor League Baseball.

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