【参加報告】法政大学国際日本学研究所公開研究会「海外に普及した日本のアニメインドネシアにおける「NARUTO-ナルト-」の受容」

昨日、14時から15時35分まで、法政大学国際日本学研究所(HIJAS)の公開研究会「新しい「国際日本学」をめざして」の第13回「海外に普及した日本のアニメ-インドネシアにおける『NARUTO-ナルト-』の受容-」が行われました。開催形式はオンライン方式であり、報告者はイルマ・サウインドラ・ヤンティ氏(インドネシア大学/HIJAS)でした。

今回の報告では、インドネシアにおいて特に少年層から青年層を中心に高く支持されている岸本斉史の漫画『NARUTO-ナルト-』のテレビアニメ版を取り上げ、『NARUTO-ナルト-』がインドネシアにもたらされた経緯や普及の経緯、さらに現在の定着の状況の様子などが図像資料を活用しつつ説明されました。

また、私もコメンテーターとして参加し、作品の構造、アジアとアジア以外の世界各地における日本の漫画やアニメーションの受容のあり方などをお話しするとともに、3点の質問を行いました。

この日の研究会は、諸外国における日本の漫画やアニメーションの受容と普及のあり方を検討することで、「クールジャパン」や「ソフトパワー」の実際の姿の一端が示された、重要な機会になったと言えるでしょう。

<Executive Summary>

HIJAS' Open Research Meeting Series (13) : "The Spreads of Japanese Animations Abroad: The Acceptance of "NARUTO" in Indonesia" (Yusuke Suzumura)

Hosei University Research Center for International Japanese Studies (HIJAS) held HIJAS' Open Research Meeting Series (13) on 25th February 2022. In this time Dr. Ilma Sawindra Janti of HIJAS made a speech entitled with "The Spreads of Japanese Animations Abroad: The Acceptance of "NARUTO" in Indonesia".

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