【開催報告】名城大学オンラインサマープログラム2022

去る6月26日(日)より7月6日(水)まで、名城大学国際化推進センターが主催するオンラインサマープログラム2022が開催されました。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴いサマープログラムがオンライン形式で開催されるのは、昨年に続き2年連続2回目となります。

今回は米欧アジアの10か国から80名が参加するとともに、名城大学の正規学生も20名以上が加わり、北米とアジアの学生向けのClass Aと欧州向けのClass Bの2つの時間帯を設けて実施されました。私もInvitation to International Japanese Studiesと題する講義を各3回、合計6回行いました。

各回の概要は以下の通りでした。

第1回
The Features and Charms of Nagoya.
名古屋市の特徴と魅力を歴史や文化の側面から検討した。

第2回
The History and Culture of the Chubu Region.
中部地方の歴史と文化をその多様性とともに検討した。

第3回
Intercultural Communication between the West and Japan: The Western Painting and Its Impact on Ukiyoe.
浮世絵を通して日本と西洋の文化接触のあり方を検討した。

今年のオンラインサマープログラムでは私のお話の後に受講生による15分間のグループワークと2分間の発表も行いました。

限られた時間の中で講義の内容を振り返りつつ与えられた課題への回答を資料にまとめて報告する手際の良さには、目を見張るものがありました。

それとともに、私からの質問に対してZoomミーティングのチャット欄を活用して反応する積極さは、正規学生にとっても印象的なものでした。

このように今回のオンラインサマープログラムは対面による学びと交流を行えないという制約の中で、大きな成果を上げたことが推察されました。

こうした成果は受講生の前向きな姿勢とともに、職員各位の献身的な努力の成果でもあります。

今後も、様々な形で海外の学生の皆さんに日本研究の魅力の一端をお伝えできればと思った次第です。

<Executive Summary>
Meijo University Online Summer Program 2022 (Yusuke Suzumura)

Meijo University Online Summer Program 2022 was held on 26th June through 6th July 2022. In this occasion I held a course entitled "Invitation to International Japanese Studies" for 80 students from 10 countries.

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