【開催報告】名城大学外国語学部2023年度「国際フィールドワークI(英語圏)」

去る8月20日(日)から8月30日(水)まで、私が担当する名城大学外国語学部の「国際フィールドワークI(英語圏)」が行われました。

本フィールドワークは東南アジアのうち英語を公用語もしくは準公用語とするシンガポールとマレーシアを対象とし、現地の大学の学生との協働を通して両国の抱える課題を解決するために現地での調査と方策をまとめ、発表するという課題解決型の授業となります。

今回は13名の学生が参加し、8月20日から23日(水)の午前までと8月28日(月)の午前から30日(水)の未明まではシンガポールに、8月23日の午後から28日の午前まではマレーシアに滞在して両国の環境問題への取り組みの促進策を検討しました。

シンガポールに所在するオーストラリア系のジェームズ・クック大学シンガポール校の学生の皆さんと協力し、4つのグループに分かれて両国の街頭でのアンケート調査の実施や2017年に開設されたシンガポールで最初のコミュニティ創出施設であるアワー・タンピネス・ハブ(Our Tampines Hub)における環境保全及び保全への取り組みの見学などを行いました。

こうした取り組みの成果は8月28日の最終報告会で発表され、各グループが現地調査や街頭アンケートの結果に基づき、ごみの分別方法の改善やリサイクル促進のための提案などを行いました。

さらに在シンガポール日本国大使館ジャパン・クリエイティブ・センターへの訪問(8月22日[火])やマレーシアでの日系企業の駐在員の方を招いての懇話と会食(8月27日[日])など、参加学生の皆さんは当地ならではの体験もできました。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を経て4年ぶりに現地での開催が実現した「国際フィールドワークI(英語圏)」が、参加した学生の皆さんにとって重要な経験を得る機会となったのは、11日にわたる全行程を眺めた私の、率直な感想です。

それとともに、現地の大学や学生の皆さんあるいは関係者の皆さんの献身的な協力により、今回のフィールドワークは無事に終えられました。改めて、皆さんの支援に御礼申し上げます。

なお、期間中の様子は名城大学外国語学部の公式ウェブサイトに公開されていますので、ぜひご覧ください。

*名城大学外国語学部公式ウェブサイト
https://www.meijo-u.ac.jp/sp/foreign/

<Executive Summary>
International Fieldwork I of 2023 by the Faculty of Foreign Studies of Meijo University (Yusuke Suzumura)

The Faculty of Foreign Studies of Meijo University held International Fieldwork I in Singapore and Malaysia on 20th through 30th August 2023. In this occasion, 13 students participated with the fieldwork and collaborating students of James Cook University Singapore joined the project.

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