【新刊書籍案内】『清沢満之における宗教哲学と社会』(法政大学出版局)(第2回)

かねて本欄でお伝えしたように、来る2月10日(木)に私の著書『清沢満之における宗教哲学と社会』が法政大学出版局から刊行され、店頭には2月14日(月)から並び始める予定です[1],[2]。

本書の目次については2月4日(金)の本欄でご案内した通りです[2]。

そこで、今回は編集部が作成した、本書の概要を以下にご案内いたします。

浄土真宗・真宗大谷派の実践と普及に取り組んだ僧侶であり、ヘーゲルを修めた哲学者でもあった清沢満之。教団内の改革者・教育者としての業績は広く知られるものの、彼の西洋哲学研究者としての側面は長らく等閑視されてきた。西田幾多郎以前の形而上学研究を先導し、ヘーゲルの論理構造を自身の宗教哲学に刻みこんだ清沢の思想形成を辿り、その独自の社会観・国家観を明らかにする。

本書は宗教家としての活動に多くの注目と関心が寄せられてきた清沢満之について、哲学者あるいは思想家としての側面を中心として検討を加えることを目的としています。

ご興味とご関心のある方は、ぜひ書店などで本書を手に取っていただければと思います。

[1]鈴村裕輔, 『清沢満之における宗教哲学と社会』(法政大学出版局)刊行のご案内. 2021年12月15日, https://researchmap.jp/blogs/blog_entries/view/76353/319c5c3436756a840a64096ff9978eb4?frame_id=435622 (2022年2月8日閲覧).

[2]鈴村裕輔, 【新刊書籍案内】『清沢満之における宗教哲学と社会』(法政大学出版局). 2022年2月4日, https://researchmap.jp/blogs/blog_entries/index/76353/category_id:13680?frame_id=435622 (2022年2月8日閲覧).

<Executive Summary>

The 2nd Book Announcement: Relationship between Philosophy of Religion and Society in Kiyozawa Manshi (Yusuke Suzumura)

My book "Relationship between Philosophy of Religion and Society in Kiyozawa Manshi" is published from the Hosei University Press on 10th February 2022.

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