青山フィルハーモニー管弦楽団第53回外苑祭コンサートの開催を祝して

昨日と今日の2日間、東京都立青山高等学校の文化祭である第76回外苑祭において、青山フィルハーモニー管弦楽団の第53回外苑祭コンサートが開催されました。

過去2年間の外苑祭が新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響によって中止もしくは無観客開催となったことを受け、外苑祭コンサートも2020年度の第51回が中止、昨年度の第52回が無観客での実施となりました。

そのため、外苑祭が3年ぶりに一般公開を行ったのと同様、青フィルも2019年の第50回以来となる有観客での外苑祭コンサートを挙行することが出来ました。

今回の公演では、青フィルが1年間を通して各種の演奏会で取り上げる「年間曲」であるフンパーディンクの歌劇『ヘンゼルとグレーテル』の前奏曲、青フィルが2005年に第20回定期演奏会を記念して委嘱し、現在は青山高校の入学式と卒業式の入場曲としても演奏される森田一浩の"Ovation!"、そして弦楽アンサンブルによる『スタジオジブリ・アニメ・メドレー』と管楽アンサンブルによる『となりのトトロ・メドレー』（いずれも久石譲）の4曲が演奏されました。

2021年度後半から活動の制限も緩和され、今年5月1日は第37回定期演奏会を開催したほか、今年7月から8月にかけては第46回全国高等学校総合文化祭東京大会において演奏したり、8月8日から12日まで夏季合宿を挙行するなど、青フィルも徐々に従来の取り組みを再開しています。

その様な中で毎年度の青フィルにとって最初の主催公演となる外苑祭コンサートを3年ぶりに有観客で実施できたこと、さらに開催の実現のために尽力した教職員各位と部員の皆さんの取り組みの意義は大きなものです。

それだけに、今後も青フィルがさらに成長するとともに、部員の皆さん一人ひとりがよりよく活動できることが願われます。

<Executive Summary>
Celebrating the 53rd Gaien Festival Concert of the Aoyama Philharmonic Orchestra (Yusuke Suzumura)

The 53rd Gaien Festival Concert of the Aoyama Philharmonic Orchestra is held on 3rd and 4th September 2022. On this occasion we examine a meaning of this remarkable concert.