【開催報告】2024年度名城大学外国語学部「国際フィールドワーク(I)（英語圏）」

2024年9月13日 23:43

去る9月1日（日）から9月11日（水）まで、私が担当する名城大学外国語学部の「国際フィールドワークI（英語圏）」が開催されました。

今回は7名の学生が参加し、シンガポールのチャンギ空港に到着後、陸路でマレーシアに入国しました。

9月1日から6日（金）の午前まではマレーシアに、9月6日の午後から11日（水）の未明まではシンガポールに滞在し、課題の解決に取り組みました。

具体的には、マレーシアのジョホールバルに所在するハード・ロック・カフェ・プテリ・ハーバー（HRCプテリ・ハーバー）及びシンガポールのハード・ロック・カフェ・チャンギ・エアポート・シンガポールについて、2つのチームに分かれ、マレーシアではマレーシア工科大学、シンガポールではジェームズ・クック大学シンガポール校の学生とともに協働しました。

そして、それぞれの店舗が抱える課題の解決のための実地調査を行い、施策を提案しました。

こうした取り組みの成果はマレーシアでは9月5日（木）の、シンガポールでは9月9日（月）の報告会で発表されました。

各グループが現地調査や街頭アンケートの結果に基づき、マンスリー・メンバーシップやローカル・メニューの導入、地域の医療機関との連携による職を通した健康の維持など、従来の施策にとらわれない斬新な取り組みを提起しています。

さらにマレーシアではHRCプテリ・ハーバーの提携先であり地域の医療機関でもあるケンジントン・グリーン・スペシャリスト・センターを訪問して、マレーシアで行われている先端医療の様子を見学しました（9月3日［火］）。

シンガポールでは在シンガポール日本国大使館ジャパン・クリエイティブ・センター（JCC）を訪れ、シンガポール人が撮影した日本の風景写真の展覧会を見学したりシンガポールにおけるJCCによる日本文化の発信に関する活動についての講話を聞いたりしました。

また、シンガポール国立大学ビジネススクールの倉瀧健一郎氏から外国の企業で働くことや外国の大学で学位を取得することの意味や意義などについての講演を聴講しました（いずれも9月7日［土］に実施）。

これらの活動を通して、参加者は課題を解決に求められる情報収集能力や分析力、あるいは英語通用国であるマレーシアとシンガポールにおける意思の疎通に不可欠な英語の運用能力を高めるとともに、今後グローバル人材としてのキャリア形成に求められる目標設定能力を向上させることが出来ました。

改めて今回の開催に関わった皆様のお力添えに感謝申し上げます。

なお、期間中の様子は名城大学外国語学部公式ウェブサイトに公開されているので、ぜひご参照ください。

<Executive Summary>
International Fieldwork (I) 2024 (Yusuke Suzumura)

Meijo University Faculty of Foreign Studies held the International Fieldwork (I) 2024 in Malaysia and Singapore from 1st to 11th September 2024. On this occasion, seven students joined the fieldwork and had a collaborative research with the students of University of Technology Malaysia and James Cook University Singapore to solve problems and issues of Hard Rock Cafe Puteri Harbour (Malaysia) and Hard Rock Cafe Changi Airport Singapore (Singapore).

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