青山フィルハーモニーOB・OGオーケストラ第31回定期演奏会雑感
10月9日(日)に行われた青山フィルハーモニーOB・OGオーケストラの第31回的演奏会の概要については、昨日の本欄でご紹介した通りです[1]。
その中でも記したように、今回は青フィルOB・OGオケにとって3年ぶりの公演となりました。
そのため、公演に至るまでの過程や演奏会の当日に、様々な点でこれまで蓄積されてきた知見が失われていたり、有効に活用されない場面がありました。
こうした点は、事柄の大小にかかわらず今後の演奏会に向けて改善すべきものです。
一方、3年ぶりの演奏会となったことで新しい演奏者が参加したり、来場者の顔触れに変化が認められたことは、団のさらなる発展には不可欠なものです。
これまでは漸進的な推移であったものが、従来とは異なる動向を示したことは、様々に評価できますし、こうした状況が連続することの意味は一意に定まるものでもありません。
しかし、音楽とは何か、あるいは音楽を行うことは何かという点を考えるためのよすがとして捉えるなら、3年という歳月が決して無為なものではなく、むしろ活動の幅を広げるために寄与したことが推察されると思われるところです。
[1]鈴村裕輔, 青山フィルハーモニーOB・OGオーケストラ第31回定期演奏会. 2022年10月11日, https://researchmap.jp/blogs/blog_entries/view/76353/7936a25204a9a86d1e2022f5b976ede9?frame_id=435622 (2022年10月11日閲覧).
<Executive Summary>
Miscellaneous Impressions of Aoyama Philharmonic OB OG Orchestra the 31st Regular Concert (Yusuke Suzumura)
The 31st Regular Concert of Aoyama Philharmonic OB OG Orchestra was held at Hokutopia Sakura Hall on 9th October 2022. On this occasion I express miscellaneous impressions of the concert.
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