国立劇場伝統芸能情報館企画展「怪談物のつくりかた」

本日、国立劇場伝統芸能情報館の企画展「怪談物のつくりかた」を鑑賞しました。

本展はつくりもののお化けを観客に見せて怖がらせる芝居である怪談物について、江戸時代から現代まで役者や舞台関係者がどのようなゲイト仕掛けによって視覚的効果の高い芝居を作り上げてきたかを、様々な図像資料や模型などを通して紹介する試みです。

会場は以下の6つに分けられ、合計79店が出品されました。

第1章 舞台をつくる人々--役者と作者
第2章 舞台をつくる道具と仕掛け
第3章 妖怪のつくりかた--玉藻前と化け猫を中心に
第4章 幽霊のつくりかた--四谷怪談を中心に
第5章 おばけと遊ぶ、おばけで遊ぶ
シアタースペース

享保10(1725)年頃の『珎術さんげ袋』(環中仙い三)から平成27(2015)年の国立劇場での『東海道四谷怪談』の講演記録映像まで約300年にわたる「怪談物」の変遷を多様な資料を用いて展示するのは国立劇場ならではのものです。

会期は8月20日(日)までですから、夏休みの自由研究の話題を探している皆さんを含め、ぜひとも多くの方が訪れることが期待されます。

<Executive Summary>
KABUKI Special Exhibition "The Making of Plays of Ghosts and Supernatural Beings" (Yusuke Suzumura)

The Traditional Performing Arts Information Centre of the National Theatre holds the exhibition "The Making of Plays of Ghosts and Supernatural Beings" from 22nd April to 20th August 2023.

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