「コロナ後の日常」について思ういくつかのこと
去る5月8日(月)に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が2か類から5類に変更されてから2週間が経過しました。
既に今回の措置に先立って任意となったマスクの着脱を含め、いわゆる「コロナ後」の社会活動が行われる中で、東京と名古屋という私の日常生活と仕事の拠点となる2つの地域の様子をみると、マスクを着用している人の割合は3割程度という印象です。
特に5月第3週の後半からどちらの地域も日中の気温が上昇したり、雨天のため湿気が多くなったりというように環境面での悪条件が重なったことも、人々の「マスク離れ」を促進しているのかも知れません。
また、多くのスーパーマーケットや飲食店などでは従業員の皆さんがマスクを着用することが基本的な対応となっているようであり、従来の感染症予防という役割とともに、利用者に安心感を与えるためにマスクが活用されていることを推察させます。
あるいは、現在までのところ、マスクの着脱に関して、社会的に注目や関心を集める出来事が大々的に報道されていないことは、マスクの着脱は個人の任意であり、店舗などにおいてはそれぞれの基準に従って対応するという新たな方針への理解が広まっていることを窺わせます。
一方で、新型コロナウイスる感染症の新規感染者数の増加を示す報告も、見逃すことは出来ません。
社会のあり方そのものに大きな影響を与えた「コロナ禍」は去ったかも知れないものの、「コロナとの付き合い方」はこれからますます重要になることでしょう。
その意味で、今後の社会の動向と感染症の拡大のあり方とを注視しつつ、状況に即して柔軟に対応することが、これからの「コロナ対策」の要諦となることを、改めて銘記したいものです。
<Executive Summary>
Is Taking off the Mask the Starting of the "Post-COVID-19 Age"? (Yusuke Suzumura)
Two weeks have passed since social requirement changed from "taking the mask" to "taking or taking off the mask according your own decision". On this occasion, we examine a meaning of this change.
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