第27回全国高等学校選抜オーケストラフェスタについて思ったいくつかのこと
昨日、12月25日(金)に開幕した第27回全国高等学校選抜オーケストラフェスタが4日間の会期を終えました。
今回は新型コロナウイルス感染症の感染拡大という状況を受けて、関東圏の参加校は完全入れ替え制により日本青年館において練習と収録、来場が難しい学校は各地で収録を行い、2021年1月に参加校に限定して映像を配信するという新しい方式が採用されました。
職業楽団だけでなく各種の愛好家団体も演奏会を行うことが困難な中で、全国から参加者が集まるオケフェスを通常の形式で開催することは困難と言えるでしょう。
従って、配信形式による実施は、参加する各校の皆さんが一堂に会することが出来ないとはいえ、コンテスト形式ではなく各校の演奏を聞き合うことに主眼を置くオケフェスの目的に鑑みても適切な措置であると考えられます。
全国の66校から参加した約3200名の皆さんにとっても、連盟の関係者にとっても、そしてわれわれ聞き手にとっても、オケフェスの灯が点され続けたことの意義は深く、高等学校における器楽・管弦楽の文化の振興への寄与も大きいものです。
それだけに、前例のない状況に直面し、いかにしてオケフェスを開催するか、あるいはどのような形態であれば実施が可能かという点を検討し、考え得る最善の形式を見出し、実現させた全日本高等学校オーケストラ連盟の関係者の皆さんの努力が、改めて感謝されるところです。
<Executive Summary>
Miscellaneous Impressions on the 27th All Japan Selected High School Orchestra Fest (Yusuke Suzumura)
The 27th All Japan Selected High School Orchestra Fest was held on 25th to 28th December 2020 and performance of each orchestra will be broadcasted . On this occasion I express my miscellaneous impressions of the Fest.
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