見積プロセスをデジタル化する「Leaner見積」をローンチします
こんにちは。Leaner Technologies代表の大平です。
本日、構想から延べ1年以上を要して開発した「Leaner見積」の正式版をローンチいたしました。
▼プレスリリース
▼日経に取り上げていただきました
このnoteでは、開発の背景や、どのような想いで開発を進めてきたのか、またこれからどのような世界を実現していきたいのかについて、できるだけ簡潔にまとめていきたいと思います。
いままでも、これからも、Leanerが挑戦していくこと
Leanerは一貫して「調達のスタンダードを刷新し続ける」というミッションのもと、企業の調達活動を抜本的に改善できるクラウドサービスの開発に取り組んでいます。
具体的には、”企業は支出の管理・見える化が非常に難しい”というスタンダードを刷新すべく、支出管理のプラットフォームとして、支出データの統合、リアルタイムな分析を通じて、コストの見える化を実現するクラウドサービスを提供してきました。
今回リリースした「Leaner見積」は、企業が支出を管理・適正化していくうえで欠かすことのできない「購買・調達」と呼ばれるプロセス、中でもアナログで業務負荷の高い「見積」業務をデジタル化するサービスです。
すでに、昨年冬からクローズドで提供を開始したβ版では20社以上のユーザー企業様にご導入いただいています。
見積業務が社内ルールとなっている、またはより徹底していきたい大手企業様を中心にご利用いただいており、ユーザーのうち85%以上が従業員数300人以上の企業です。
また、Leaner見積は、企業のすべての見積業務、多種多様なカテゴリーの購買品にご利用いただく想定で開発しております。
ですので、業種・業界に制限はありません。実際のユーザー企業様も、製造業から学校法人、サービス業(施設運営など)まで多岐にわたりご利用いただいています。
Leanerで見積いただいている購買品の例。
プリンターから廃棄物処理、ドローンまでさまざま
手前味噌ですが、日本では非常に先進的なサービスだと思っています。
調達改革を推進されている方、コスト削減や生産性向上にチャレンジされている方にはお力になれるクラウドサービスですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
なぜ見積業務のデジタル化なのか:3つの理由
1. 「支出分析」領域での気付き。見積業務をアナログ×属人的におこなうことによる弊害の大きさ
これまでLeanerは、支出管理のプラットフォームとしてサービス提供をしてきました。
ユーザー企業様と接する中で、「支払いの結果は見える化される」ものの、その前段階である「調達・購買のプロセス」がアナログなままになってしまっているということに気付きました。
そして、発注先を決定する見積プロセスがアナログであることの弊害は、ものすごく大きなものでした。
アナログであることの弊害は、あげるとキリがないのですが、例えば
・見積を取得するのに多大な工数がかかってしまい、現場担当者の生産性が低下してしまう
・どこに何社、どのような見積依頼をし、どれくらいの進捗なのかがわからないため、管理・改善が不可能
・(業務負荷が高い・管理ができていないことで)相見積もりが不徹底となり、むだなコストが発生してしまう
・きわめて属人化した運用によって、知見・情報・取引履歴が集合知として溜まらず、情報が散逸してしまう
など…これらがもたらす収益へのインパクトは、企業規模が大きくなればなるほど莫大なものになります。
2. コロナによって、調達活動のあるべき姿が激変
調達領域のなかでも、見積業務はもっとも対面でおこなわれることが多い業務です。調達品の仕様や要望をサプライヤ様に各々説明し、提案をうけ、見積書を様々なフォーマットで受領し、見積結果をまとめて稟議にまわす。
実際、ユーザーさんの声を聞くと、上記のような業務を行うためだけに出社している、という方も多いんです。
見積業務は調達活動において非常に重要で、なくてはならない業務です。
だからこそ、コロナ禍でも安定的に、安全性を保ちながら、ユーザー企業様もサプライヤ企業様もデジタルで・安心して見積業務が完遂できるようにすべきでしょう。
重要だからこそ、市場全体のために、新たな見積手法を定義する。ユーザー企業様やサプライヤ企業様から非常に期待いただいておりますし、非常に意義深い活動だと感じています。
3. 世界は進んでいる。日本も進もう。
購買品のカテゴリーに依存せず見積管理ができるクラウドサービスは、米国や欧州を中心に急速にマーケットが形成されています。多くの企業で活用が進んでおり、見積をデジタルに行うことはある意味当たり前のことです。
一方、前述のとおり、日本ではアナログで属人的な見積業務がスタンダードになっていると言わざるを得ません。
ただ、もちろん、先進的な企業や調達担当者様は、その事実に既に気づいています。「Leaner見積(ベータ版)」をご利用いただいているユーザー企業様の大半も、そういった先進的な企業様です。
調達業務は企業を支える非常に重要な機能の1つです。
日本の先進的な企業様とともに、世界のスタンダードに追いつけ、追い越せで、調達のスタンダードを刷新していきたいと思っています。
最終的にLeanerが目指す像
繰り返しですが、Leanerのミッションは「調達のスタンダードを刷新し続ける」ことです。「Leaner見積」を通じて、見積業務をデジタル化することをスタンダード刷新の第一歩に据えて、サービス開発・提供をしていきます。
さらに、支出管理の領域は見積だけでなく、支出分析、カタログ購買、請求書・契約書管理など、非常に広く、Leaner”だけ”ではスタンダードを刷新することが難しい、とも思っています。
我々の先進的なユーザー企業様にはじまり、サプライヤ企業様、調達領域のサービスベンダーの皆さま、優秀なチームメンバーや、投資家の皆さまなど、ステークホルダーの皆さまのご協力・連携を得ながら、テクノロジーでこの大きなミッションの達成を目指していきます。
最後に、宣伝させてください
改めて、本日2021年5月13日に、Leanerはアナログな見積業務をデジタル化する「Leaner見積」をローンチします。
サービスにご興味のある方は、お気軽に以下よりお問い合わせください。
また、このような大きな課題に、共に挑戦していただける方も募集しています。
(エンジニア、ビジネスともに絶賛大募集中!!!)
大平 裕介(@ohira_yusuke)
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