解説『自分や他人に振り回されないための感情リテラシー事典』
会議で、とある発言に「は?」とイラっとする。
→結果、冷静に議論を整理できずになる気合を入れて考えた提案が通らずにガッカリする。
→結果、午後の仕事に集中できない
…と、感情に左右されて、仕事のパフォーマンスが低下してしまう。
いっそ、自分がロボットだったら、いちいちイラっとせずに済むのに。
感情の扱いって、大変で面倒くさっ。
そう思っていたら、超有益なマップと出会いました。
『自分や他人に振り回されないための感情リテラシー事典』にあった↓です。
自分は今、どんな感情を抱いているか。
・ムカつく
・あきれる
・悲しむ
・嬉しい
・楽しい
僕が思っている語彙はこの程度でした。
しかし、上記のマップでは、感情を100種類に分けて言語化してくれています。
これ、めっちゃ大事だと思ってまして。
虹の色は何種類か。
日本では「虹の色は7色」という捉え方が一般的。
一方で、アメリカは6色、ドイツやフランスは5色、アフリカは4色と言われています。
世の中がどう見えるかは、自分が持っている語彙の幅で決まる。
だからこそ、感情を言い表すキーワードを幅広く知っておいたほうが、自分の感情を解像度高く理解できるようになる。
自分が抱いている感情は、イラつきか、憤怒か、憎悪か、正しく理解できることで、「なぜその感情に至ったか」「その感情をふまえ、どう振る舞うのが合理的か」がわかる。
今回は、最近読んだなかでも画期的だと思った『自分や他人に振り回されないための感情リテラシー事典』を紹介させてください。
『感情リテラシー事典』ってどんな本?
ざっくり
感情の種類について、高解像度で解説してくれる
各感情がなぜ発生するのか、どう向き合えば手遅れにならずに済むのか、事例と理論で手取り足取り教えてくれる
…こんな本です。
ちなみに「リテラシー辞典」ではなく「リテラシー事典」なんですよね。
辞典は、言葉や文字の意味を示したもの。
事典は、できごとや事柄を説明したもの。
1つひとつの感情について、言葉の意味だけじゃなく「どんなときにこの感情を抱き、他の感情とはどう違い、結局どう対処すればよいのか」まで幅広く説明してくれる。
そんな頼もしさを感じる著書名です。
本書を読むと、クソ上司にムカついたり、つい子どもに怒ったり、といったムーブを最小化してくれます。
で、本書の学びをどう活用したかというと、
①魔の6秒間を耐え抜く
②自分が抱いた感情をマップから選ぶ
③3分だけ振り返りメモを書く
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