「全体像を考える」という特殊能力をちゃんと言語化してみた
「お前は部分しか見えていない。まず全体像を考えろ」
「木ではなく、まず森を見ろ」
コンサル入社時の新卒研修で言われたフィードバックです。
正直、言葉の意味が全くわかりませんでした。
ただ、毎日のように「あれはダメ、これもダメ、でもそれはOK」と指摘を無数に受けていると、ちょっとずつ「全体像を考える」とは何たるか、その輪郭を掴んでいきました。
そして現在は、「まず全体像から考えましょう」と指導する立場になりまして。でも、全体像から考えるって、けっこう言語化が難しいんですよね。
例えば、拙著『投資としての読書』の全体像はこんな感じ。
「プロジェクトの全体像」で検索すると、こんな画像がヒットします。
https://xtech.nikkei.com/it/article/tousei/20061206/256136/zu01.jpg
何となく「全体像を考える」のイメージが伝わったように思うんですが、他人に指導するとなると、もっと精緻に言語化せねばなりません。
ということで「全体像を考える」について整理してみました。
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